2011年 08月 06日
友人の仏前にお詣り |
東海大学病院へ入院している友を見舞ったのは、12月9日だった。
その後、入退院を繰り返していると聞いたが、気になりながらも電話で様子を聞くこともなかった。7月18日、ご主人から電話を頂いた。妻が7月12日、永眠しました。本人の遺志で身内だけの密葬で済ませました。他の方には、Fさんから伝えて頂けますか、と頼まれた。
お焼香に伺ってもよろしいでしょうか、と尋ねると、お香典やお供物の心配はなさらないで下さいと言われた。
家も近く一番親しいTさんでなく、なぜ私に電話、というと、いつも車に乗せて頂き郷土史会にも出席できた。本人も感謝していました、との言葉を伝えるためだったようだ。Tさんに私からYさんが亡くなられたことを伝えた。ご主人から私が電話を頂いた理由も話した。Tさんは驚かれ悲まれた。一緒にお見舞いに行ったIさんにはTさんから伝えて、と頼んだ。
お焼香には Tさんと私だけがお伺いすることになった。数日前、6日の土曜日午前中に伺うことを先方にお伝えしてくれた。
今日、10時、伺う前に日持ちのいいお菓子と香りのいいお線香を買ってから伺った。
ご主人は待っていて下さった。祭壇には大きな額入りの素敵な笑顔の写真が飾られていた。
2人でスペイン旅行したときのひまわり畑の前で撮った写真とのことだった。
写真に向かって私たちが来たことを話しかけていらっしゃる。本当に友達のようなご夫婦だったことは私たちも知っている。日本中を車で旅行し、旅行記をいつも読ませて頂いた。仏間は大きな畳の部屋。あちらの部屋が涼しくなっているので、どうぞ、と奥のダイニングのテーブルに案内して下さった。冷茶を頂く。
きちんとしていらっしゃいますね、というと早苗に叱られますから。闘病生活が長くその間にいろいろなことを教えてくれましたので淋しいことは淋しいですが何とかやっています、とのことだった。
病気のことも伺い、結局、腹膜癌とのことで検査でも発見が遅れたとのこと。放射線治療と抗ガン剤注射も受けたが、最後は緩和治療を望まれご主人に感謝の言葉を伝えたという。
落ち着いたら、私たちのサークルに如何ですか、とTさんが言われると、妻からいろいろ資料読ませてもらい、興味があると仰った。まだ若いご主人、元気になってくれることを、奥さんも応援しているに違いない。おおらかな楽しい話し好きな人だった。
いろいろ趣味の話などしたがTさんの人生経験と博識には驚かれ、玄関の下駄箱の上に戌と丑の干支の備前焼の置物があった。それぞれの干支とのことで、妻の干支は戌というとTさんが私と同じだと言う。Tさんの歳が分かりびっくりされた。
私は、いつもTさんを目標にしています。「絵」も「書道」も「合唱」もなさっていて発表もされる。読書も良くされる。旅行も美術館もよく行かれる、と話すとさらに驚かれた。
残された人の人生も生き生きしたものであってほしいと思った。
その後、入退院を繰り返していると聞いたが、気になりながらも電話で様子を聞くこともなかった。7月18日、ご主人から電話を頂いた。妻が7月12日、永眠しました。本人の遺志で身内だけの密葬で済ませました。他の方には、Fさんから伝えて頂けますか、と頼まれた。
お焼香に伺ってもよろしいでしょうか、と尋ねると、お香典やお供物の心配はなさらないで下さいと言われた。
家も近く一番親しいTさんでなく、なぜ私に電話、というと、いつも車に乗せて頂き郷土史会にも出席できた。本人も感謝していました、との言葉を伝えるためだったようだ。Tさんに私からYさんが亡くなられたことを伝えた。ご主人から私が電話を頂いた理由も話した。Tさんは驚かれ悲まれた。一緒にお見舞いに行ったIさんにはTさんから伝えて、と頼んだ。
お焼香には Tさんと私だけがお伺いすることになった。数日前、6日の土曜日午前中に伺うことを先方にお伝えしてくれた。
今日、10時、伺う前に日持ちのいいお菓子と香りのいいお線香を買ってから伺った。
ご主人は待っていて下さった。祭壇には大きな額入りの素敵な笑顔の写真が飾られていた。
2人でスペイン旅行したときのひまわり畑の前で撮った写真とのことだった。
写真に向かって私たちが来たことを話しかけていらっしゃる。本当に友達のようなご夫婦だったことは私たちも知っている。日本中を車で旅行し、旅行記をいつも読ませて頂いた。仏間は大きな畳の部屋。あちらの部屋が涼しくなっているので、どうぞ、と奥のダイニングのテーブルに案内して下さった。冷茶を頂く。
きちんとしていらっしゃいますね、というと早苗に叱られますから。闘病生活が長くその間にいろいろなことを教えてくれましたので淋しいことは淋しいですが何とかやっています、とのことだった。
病気のことも伺い、結局、腹膜癌とのことで検査でも発見が遅れたとのこと。放射線治療と抗ガン剤注射も受けたが、最後は緩和治療を望まれご主人に感謝の言葉を伝えたという。
落ち着いたら、私たちのサークルに如何ですか、とTさんが言われると、妻からいろいろ資料読ませてもらい、興味があると仰った。まだ若いご主人、元気になってくれることを、奥さんも応援しているに違いない。おおらかな楽しい話し好きな人だった。
いろいろ趣味の話などしたがTさんの人生経験と博識には驚かれ、玄関の下駄箱の上に戌と丑の干支の備前焼の置物があった。それぞれの干支とのことで、妻の干支は戌というとTさんが私と同じだと言う。Tさんの歳が分かりびっくりされた。
私は、いつもTさんを目標にしています。「絵」も「書道」も「合唱」もなさっていて発表もされる。読書も良くされる。旅行も美術館もよく行かれる、と話すとさらに驚かれた。
残された人の人生も生き生きしたものであってほしいと思った。
by ttfuji
| 2011-08-06 20:22
| 友・師・人