2012年 10月 09日
この頃思うこと 川柳で |
「この頃思うこと 川柳で」という一文を1993年の同窓会誌に書いたことがある。
最近の出来事や所感をまた川柳で書いてみようと、古い「同窓会誌」を探し出し、読んでみると、なんと20年前と昨今では社会環境も政治経済も、天災や事件もあまりに似ていることに驚く。
例えばこんな内容である。
* * * * *
この夏は政権の変動があり、地震による津波(奥尻島津波)や集中豪雨による大災害、冷夏といわれる異常気象(今年は猛暑だが)で世の中騒然としている。長引く不況、円高の拍車でマスコミから不安感が煽られる。長期政権にあって腐敗した政治に、国民の下した審判は政権交代。しかし連立に不安視する声も多いが選挙民の過半数が下した選択である。
政権交代 一度はやりたいやらせたい
(短兵急に結果を求めずじっくり見守りたい)
政治改革期待してます細川さん
(クリーンなイメージだったがやはり殿さまだった)
新野党立場変われば野次の側
(国会の野次はあいも変わらず)
天災は突然やってくる。その恐怖悲劇に言葉もないが、生まれ故郷が災害の多い土地だからといって離れることなど容易ではないし、捨てられるはずもない。
運不運どこが境目被災の地
神仏がなぜ与えるか地獄の苦
(天罰も平等ではない)
天災が人災となる自然破壊
わが家では、定年を前に夫が急に庭仕事に興味を示しだし狭い庭だが次々に花の苗を植えたり種を蒔いたり。草と思えば雑草と思い出るそばから抜く。おかげで私の植えた花や木はすっかり姿を消した。
休日は園芸三昧わが主
アルコール入れてエンジン庭仕事
最後にテレビについて思うこと。
ワイドショー中味平和の象徴か
視聴者のレベルテレビに教えられ
リポータースッポンの如離さない
(この頃はワイドショーといわずニューショーというようだが)
* * * * *
さて昨今のことを川柳で、と思ったが19年前とあまり変わらない世相で、斬新なものが思い浮かばない。駄作を連ねお茶を濁す。
神仏の罰は公平とは言えず
(神は乗り越えられぬ試練を与えないというが)
歳は言わず歳には勝てず歳を感じる
物忘れ二重三重のバリアかな
(脳の老化は想像以上、あちこちに張り紙)
詐欺電話高齢者皆お金持ち?
ない袖は振れぬ、で詐欺の被害なし
(それにしても騙される金額の額に驚く)
紙面には今日も虐待いじめ記事
(心がすさむのは社会のせい?家庭にせい?)
政局の混乱ここに極まれり
(次々変わる国のトップ)
長命は肩身が狭い世になりぬ
(声高に少子高齢化を叫ばれると・・)
毎日が日曜日の老い二人暮らしは接触が多く、息抜きが必要。お互いが
“女房元気で留守がいい”
“亭主元気で留守がいい”
と言い合っているのは健康な証拠である。どちらかが病気したら、助け合わなければならないだろう。
私はサークル、太極拳、スイミング 体操の会や趣味の会で出かけることが多いがクレームはなく「ご随意に!ごゆるりと!」と言ってくれる。自由にさせてくれるのが何より有り難い。
2012年は20年前より難問が山積しているのも事実
原発問題、がれき処理問題、沖縄基地問題、オスプレイ、尖閣諸島ほか島の問題、拉致問題、財政問題、若者の就職難 等々・・
これらを誰が、どの政党が解決してくれるのか。
明るい川柳もつくりたいが能力不足。思いついたら追加して書くつもりである。
最近の出来事や所感をまた川柳で書いてみようと、古い「同窓会誌」を探し出し、読んでみると、なんと20年前と昨今では社会環境も政治経済も、天災や事件もあまりに似ていることに驚く。
例えばこんな内容である。
* * * * *
この夏は政権の変動があり、地震による津波(奥尻島津波)や集中豪雨による大災害、冷夏といわれる異常気象(今年は猛暑だが)で世の中騒然としている。長引く不況、円高の拍車でマスコミから不安感が煽られる。長期政権にあって腐敗した政治に、国民の下した審判は政権交代。しかし連立に不安視する声も多いが選挙民の過半数が下した選択である。
政権交代 一度はやりたいやらせたい
(短兵急に結果を求めずじっくり見守りたい)
政治改革期待してます細川さん
(クリーンなイメージだったがやはり殿さまだった)
新野党立場変われば野次の側
(国会の野次はあいも変わらず)
天災は突然やってくる。その恐怖悲劇に言葉もないが、生まれ故郷が災害の多い土地だからといって離れることなど容易ではないし、捨てられるはずもない。
運不運どこが境目被災の地
神仏がなぜ与えるか地獄の苦
(天罰も平等ではない)
天災が人災となる自然破壊
わが家では、定年を前に夫が急に庭仕事に興味を示しだし狭い庭だが次々に花の苗を植えたり種を蒔いたり。草と思えば雑草と思い出るそばから抜く。おかげで私の植えた花や木はすっかり姿を消した。
休日は園芸三昧わが主
アルコール入れてエンジン庭仕事
最後にテレビについて思うこと。
ワイドショー中味平和の象徴か
視聴者のレベルテレビに教えられ
リポータースッポンの如離さない
(この頃はワイドショーといわずニューショーというようだが)
* * * * *
さて昨今のことを川柳で、と思ったが19年前とあまり変わらない世相で、斬新なものが思い浮かばない。駄作を連ねお茶を濁す。
神仏の罰は公平とは言えず
(神は乗り越えられぬ試練を与えないというが)
歳は言わず歳には勝てず歳を感じる
物忘れ二重三重のバリアかな
(脳の老化は想像以上、あちこちに張り紙)
詐欺電話高齢者皆お金持ち?
ない袖は振れぬ、で詐欺の被害なし
(それにしても騙される金額の額に驚く)
紙面には今日も虐待いじめ記事
(心がすさむのは社会のせい?家庭にせい?)
政局の混乱ここに極まれり
(次々変わる国のトップ)
長命は肩身が狭い世になりぬ
(声高に少子高齢化を叫ばれると・・)
毎日が日曜日の老い二人暮らしは接触が多く、息抜きが必要。お互いが
“女房元気で留守がいい”
“亭主元気で留守がいい”
と言い合っているのは健康な証拠である。どちらかが病気したら、助け合わなければならないだろう。
私はサークル、太極拳、スイミング 体操の会や趣味の会で出かけることが多いがクレームはなく「ご随意に!ごゆるりと!」と言ってくれる。自由にさせてくれるのが何より有り難い。
2012年は20年前より難問が山積しているのも事実
原発問題、がれき処理問題、沖縄基地問題、オスプレイ、尖閣諸島ほか島の問題、拉致問題、財政問題、若者の就職難 等々・・
これらを誰が、どの政党が解決してくれるのか。
明るい川柳もつくりたいが能力不足。思いついたら追加して書くつもりである。
by ttfuji
| 2012-10-09 12:34
| 趣味・雑学