私の生活や自分史・読書、旅などの記録


by ttfuji(トコ)

郷土史会の記録 6月10日分『師 直良信夫の世界 ~最後の博物学者~』

 6月の定例会の記録をしていないことに気づき今回まとめて書きました。
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 6月10日(土)
 今月の郷土史会は、会場が市民プラザ、青年活動室で行われた。中央公民館がコンピュータ抽選のため時々「落選」する。
 本日の講演は、杉山博久先生による『師 直良信夫の世界 ~最後の博物学者~』
 杉山先生には、以前、「ニホンオオカミの生態」についてお話を伺ったことがある。
 また、『師 直良信夫の世界 ~最後の博物学者~』はすでに弟子の杉山先生によって刀水書房より出版されている。以下レジュメによる紹介を一部簡単に記す。
 
 博物学とは、地質学や鉱物学、植物学など、自然科学系の諸学を総合した学問をいう。また、研究領域の広い研究者を博物学者と呼んだ。南方熊楠などが顕著な事例である。直良信夫も実に多方面に学問的関心を寄せ、それぞれの分野に優れた成果を残した。
 生家は没落士族で少年期は窮乏の中で過ごした。高等小学校卒で単身上京し、早稲田工手学校
や岩倉鉄道学校へは苦学(夜間)して通った。
 直良信夫は、その生涯に膨大な著作と報告書、雑誌掲載の論考や観察記、随想を残した。1981年の時点で単行本56冊その他520余編を数えた。研究の対象があまりに多岐にわたり過ぎて紹介しきれないが、松本清張の小説『石の骨』の題材にもなっているそうで興味深い。
 一人の研究者が生涯にどれだけの仕事ができるかということを実践して見せた人物と言えるだろうと杉山先生は書いておられる。
 尊敬する、恩師のことを、とても誇りに思っていられることが伝わってくる。 
 
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by ttfuji | 2017-07-13 16:34 | 郷土史・講演会・学習 | Comments(0)