2006年 04月 22日
旅行から戻りました (伊勢・鳥羽・松阪の旅日記) |
楽しいことは、あっという間に過ぎてしまう。しかし、今はブログというものに出会って、新たな楽しみが増えたので、オーバ-な言い方だが虚脱感に陥ることはなくなった。
きちんとした旅の記録は別に書くとして、今日は足跡だけを、ざっと記しておきたい。今は、4人になってしまった旅仲間だが、かっては、郷土史同好会や他市の歴史探勝会の人達もいて10人を超えていた。奈良など5年続けて行ったこともある。今、4人は60代、70代、80代の人達だ。春と秋の旅行の相談の時、どこに行きたいかめいめい希望を出す。私は、まだ行ってないお伊勢参りや熊野古道を希望した。今回、熊野詣では無理ということで、伊勢・鳥羽・松阪をめぐってきた。少し贅沢のようだが、今回もタクシー利用である。ツアーではまわれないところも数多く、効率よく見られるので、内容が2回分と思えばいいという意見である。
4月19日(水)
小田原7:10発(ひかり)~名古屋8:22着 名古屋8:50発(近鉄特急)
鳥羽10:24着 ドライバーさんの出迎え。
お天気は下り坂で明日は雨の予想が濃厚なので、予定を変えて今日のうちに徒歩が多い所を回ることになる。伊勢志摩スカイラインに入り、金剛証寺へ行く前に国立公園の朝熊山(アサマヤマ)山頂の展望台に寄る。伊勢湾が一望でき、答志島や神島などが見えるはずだったが、黄砂の影響とかでかすんでいてよく見えなかった。金剛証寺は“伊勢神宮の鬼門を守る寺”といわれ本堂内陣は国の重要文化財に指定されている。
金剛証寺
続いて伊勢神宮外宮へ。
20年に1度の遷宮は持統天皇の御代に初められ営々と続いている。次回、平成25年の式年遷宮に向けて準備が着々と始まっていた。大量の木材は木曽や全国から集められ、お木曳きという柱を曳く行事は今年から行われるという。
五十鈴川 木材が運ばれる川
内宮へ行く前に昼食。五十鈴川沿いのレストランで地元名物の手ごねずしを頂く。
お蔭参り通りから、内宮へ。さすがに歴史と伝統を感じる。私も、どうにか、お伊勢参りできた。江戸時代から、庶民に親しまれてきた神様だ。
そうそう、I さんから頼まれた、“神馬”の写真を撮らなければ、と探し、神社の人に聞くと、月に1度、ついたちの日、それも体調の良い日しかお出ましにならないという。あるいは、散歩から戻ったときに出会えるかもしれないという。偶然の出会いもなく、姿の見えない建物だけ写真に収めてきた。広い境内をゆっくり歩く。20年に一度皇室の祖先神「天照大御神」の祀られている社殿の隣に全く同じ社殿を建て替え、神様にお遷り頂く。これが遷宮である。
伊勢神宮外宮 石段の下からでないと撮影禁止
←式年遷宮の土地
神馬のお目見え所 毎月1日、11日、21日のみ
内宮の近く(3キロ余)に倭姫宮がある。いつも旅行を企画して下さる井上さんの希望で、ドライバー氏も知らないここに立ち寄った。「皇代神宮別当 倭姫宮」と参拝のしおりにある。第11代垂仁天皇の皇女とある。斎宮のような役目の方だったようだ。これから後は、天皇の未婚の皇女が神にお仕えした。
金比羅神社のしだれ桜
3時過ぎ、山頂の金比羅神社 鳥羽分社に立ち寄る。しだれ桜、大島桜が咲いていた。予定にない場所だが、伊勢湾がよく見えるはず、と案内してくれた。しかし木々が大きく繁り、木々の間からかすかに見える程度だった。
鳥羽海産物センターでおみやげの買い物。
5時、鳥羽湾の突端にある、ホテルに着く。眺めはすこぶる良い。
夕暮れの鳥羽湾 浮かんでいるのは釣用筏
4月20日(木)
夜から朝にかけて雨はだいぶ降ったが、出発時刻には止んだ。このメンバーには晴女がいて雨にたたられたことは殆どない。雨を予想して、鳥羽水族館や屋内の観光が組まれたが、いずれにしても傘や雨具の心配がないことは楽である。水族館ではいるかのショーを楽しんだあと二見浦の夫婦岩など見物。修学旅行で来たことがあったのを思い出す。
再び、伊勢に戻り、神宮徴古館(神宮の博物館)~神宮美術館 に入館。 昼食。斎宮歴史博物館へ。こちらはこのメンバーは2度目。もう一度見たいという人のリクエスト。斎宮の歴史や伊勢神宮に仕える斎宮の生活などが映像で見られる。さすがに華やかな館内である。 松阪市へ。
本居宣長は松阪の出身。偉大なる国文学者で松阪市の誇り。資料豊富な本居宣長記念館や旧宅「鈴屋(スズノヤ)」が国指定特別史跡として保存され見学できる。宣長は、医者でもあり、往診のかたわら古事記や万葉集など長年かけて解読したという。私にとってここを尋ねられたことは今回の最大の収穫だった。松阪城跡を見て、宿へ。今日は割烹旅館で料理が楽しみだった。
4月21日(金)
瑞巌寺(廃寺)のあと、本居宣長の墓奥付を尋ねるが、山奥?で長い階段を上らなければならず、途中で諦める。
松阪商人の館、三井家発祥の地、武家屋敷、御城番屋敷など見て回る。
御城番屋敷 小学生が見学に来ていた
松阪の和菓子の老舗で土産物、松阪木綿手織りセンターで小物など手芸品を求める。 昼食。駅まで送って頂き、時間まで駅の喫茶「ブドウの木」でおしゃべりしながら時間調整。3時8分の近鉄特急で帰途につく。
帰宅、午後7時半頃。
きちんとした旅の記録は別に書くとして、今日は足跡だけを、ざっと記しておきたい。今は、4人になってしまった旅仲間だが、かっては、郷土史同好会や他市の歴史探勝会の人達もいて10人を超えていた。奈良など5年続けて行ったこともある。今、4人は60代、70代、80代の人達だ。春と秋の旅行の相談の時、どこに行きたいかめいめい希望を出す。私は、まだ行ってないお伊勢参りや熊野古道を希望した。今回、熊野詣では無理ということで、伊勢・鳥羽・松阪をめぐってきた。少し贅沢のようだが、今回もタクシー利用である。ツアーではまわれないところも数多く、効率よく見られるので、内容が2回分と思えばいいという意見である。
4月19日(水)
小田原7:10発(ひかり)~名古屋8:22着 名古屋8:50発(近鉄特急)
鳥羽10:24着 ドライバーさんの出迎え。
お天気は下り坂で明日は雨の予想が濃厚なので、予定を変えて今日のうちに徒歩が多い所を回ることになる。伊勢志摩スカイラインに入り、金剛証寺へ行く前に国立公園の朝熊山(アサマヤマ)山頂の展望台に寄る。伊勢湾が一望でき、答志島や神島などが見えるはずだったが、黄砂の影響とかでかすんでいてよく見えなかった。金剛証寺は“伊勢神宮の鬼門を守る寺”といわれ本堂内陣は国の重要文化財に指定されている。
続いて伊勢神宮外宮へ。
20年に1度の遷宮は持統天皇の御代に初められ営々と続いている。次回、平成25年の式年遷宮に向けて準備が着々と始まっていた。大量の木材は木曽や全国から集められ、お木曳きという柱を曳く行事は今年から行われるという。
内宮へ行く前に昼食。五十鈴川沿いのレストランで地元名物の手ごねずしを頂く。
お蔭参り通りから、内宮へ。さすがに歴史と伝統を感じる。私も、どうにか、お伊勢参りできた。江戸時代から、庶民に親しまれてきた神様だ。
そうそう、I さんから頼まれた、“神馬”の写真を撮らなければ、と探し、神社の人に聞くと、月に1度、ついたちの日、それも体調の良い日しかお出ましにならないという。あるいは、散歩から戻ったときに出会えるかもしれないという。偶然の出会いもなく、姿の見えない建物だけ写真に収めてきた。広い境内をゆっくり歩く。20年に一度皇室の祖先神「天照大御神」の祀られている社殿の隣に全く同じ社殿を建て替え、神様にお遷り頂く。これが遷宮である。
←式年遷宮の土地
神馬のお目見え所 毎月1日、11日、21日のみ
内宮の近く(3キロ余)に倭姫宮がある。いつも旅行を企画して下さる井上さんの希望で、ドライバー氏も知らないここに立ち寄った。「皇代神宮別当 倭姫宮」と参拝のしおりにある。第11代垂仁天皇の皇女とある。斎宮のような役目の方だったようだ。これから後は、天皇の未婚の皇女が神にお仕えした。
3時過ぎ、山頂の金比羅神社 鳥羽分社に立ち寄る。しだれ桜、大島桜が咲いていた。予定にない場所だが、伊勢湾がよく見えるはず、と案内してくれた。しかし木々が大きく繁り、木々の間からかすかに見える程度だった。
鳥羽海産物センターでおみやげの買い物。
5時、鳥羽湾の突端にある、ホテルに着く。眺めはすこぶる良い。
4月20日(木)
夜から朝にかけて雨はだいぶ降ったが、出発時刻には止んだ。このメンバーには晴女がいて雨にたたられたことは殆どない。雨を予想して、鳥羽水族館や屋内の観光が組まれたが、いずれにしても傘や雨具の心配がないことは楽である。水族館ではいるかのショーを楽しんだあと二見浦の夫婦岩など見物。修学旅行で来たことがあったのを思い出す。
再び、伊勢に戻り、神宮徴古館(神宮の博物館)~神宮美術館 に入館。 昼食。斎宮歴史博物館へ。こちらはこのメンバーは2度目。もう一度見たいという人のリクエスト。斎宮の歴史や伊勢神宮に仕える斎宮の生活などが映像で見られる。さすがに華やかな館内である。 松阪市へ。
本居宣長は松阪の出身。偉大なる国文学者で松阪市の誇り。資料豊富な本居宣長記念館や旧宅「鈴屋(スズノヤ)」が国指定特別史跡として保存され見学できる。宣長は、医者でもあり、往診のかたわら古事記や万葉集など長年かけて解読したという。私にとってここを尋ねられたことは今回の最大の収穫だった。松阪城跡を見て、宿へ。今日は割烹旅館で料理が楽しみだった。
4月21日(金)
瑞巌寺(廃寺)のあと、本居宣長の墓奥付を尋ねるが、山奥?で長い階段を上らなければならず、途中で諦める。
松阪商人の館、三井家発祥の地、武家屋敷、御城番屋敷など見て回る。
松阪の和菓子の老舗で土産物、松阪木綿手織りセンターで小物など手芸品を求める。 昼食。駅まで送って頂き、時間まで駅の喫茶「ブドウの木」でおしゃべりしながら時間調整。3時8分の近鉄特急で帰途につく。
帰宅、午後7時半頃。
by ttfuji
| 2006-04-22 17:38
| 旅