2006年 05月 26日
映画「明日の記憶」をみて |
映画「明日の記憶」を見てきた。非常に重いテーマの考えさせられる映画である。
主人公は、若年アルツハイマー病に49歳という若さで冒される。現役バリバリの大手広告代理店の部長。渡辺謙が演ずる。もの忘れという多少の前触れはあるが、殆ど気づかれないうちに発症し、治療法はない。早く発見でき病院で診断されても、今の医学では進行を少し遅らせられるという方法しかないという。仕事への支障と、プライドの間で苦しみ、家族や周囲に抵抗したり暴れたりする。樋口可南子演ずる妻は、深い愛情と理解で必死に支えるが、支えきれない事態が起こる。当然、会社にも知れ、部長職にある間に退職勧告を受け入れれば、退職金も多いという計らいで、退職勧告されるが、間もなく結婚する一人娘の結婚式までは在職でいたいと云って、拒否する。働き手を失って、妻は、世話された仕事を得るが、家庭に残す夫のトラブルで悩み抜く。
今、若年性アルツハイマーがとても増えているという。テレビでも、最近2度ほど取り上げられていた。自覚した段階で、社会に宣言し、最もよい生活を選んでいくという人が多くなってきたという。しかし、原因もわからず、進行を止められないこの病気は、本当にこわい。いつ自分がならないという保証はない。
以前見た、「半落ち」という映画も、アルツハイマーに冒されていく妻の、人格が失われる前に「殺して!」という必死の叫びを、聞く刑事さんの殺人があつかわれていた。
徹底した医学の研究と解明、国の援助が待たれる映画であった。
主人公は、若年アルツハイマー病に49歳という若さで冒される。現役バリバリの大手広告代理店の部長。渡辺謙が演ずる。もの忘れという多少の前触れはあるが、殆ど気づかれないうちに発症し、治療法はない。早く発見でき病院で診断されても、今の医学では進行を少し遅らせられるという方法しかないという。仕事への支障と、プライドの間で苦しみ、家族や周囲に抵抗したり暴れたりする。樋口可南子演ずる妻は、深い愛情と理解で必死に支えるが、支えきれない事態が起こる。当然、会社にも知れ、部長職にある間に退職勧告を受け入れれば、退職金も多いという計らいで、退職勧告されるが、間もなく結婚する一人娘の結婚式までは在職でいたいと云って、拒否する。働き手を失って、妻は、世話された仕事を得るが、家庭に残す夫のトラブルで悩み抜く。
今、若年性アルツハイマーがとても増えているという。テレビでも、最近2度ほど取り上げられていた。自覚した段階で、社会に宣言し、最もよい生活を選んでいくという人が多くなってきたという。しかし、原因もわからず、進行を止められないこの病気は、本当にこわい。いつ自分がならないという保証はない。
以前見た、「半落ち」という映画も、アルツハイマーに冒されていく妻の、人格が失われる前に「殺して!」という必死の叫びを、聞く刑事さんの殺人があつかわれていた。
徹底した医学の研究と解明、国の援助が待たれる映画であった。
by ttfuji
| 2006-05-26 21:51
| 映画・演劇・音楽