2006年 08月 17日
「若冲と江戸絵画」展を見る。 |
昨日、8月16日(水)、Tさんと上野国立博物館博物館(平成館)へ「伊藤若冲」の絵を見に行ってきた。
朝は、台風の前触れの曇り、時々小雨がぱらつく天気だったので、涼しいと喜んだが、すぐに、猛烈に蒸してきた。入場は11時頃。すでに館内もかなり混み、2時間近くかかった。「若冲展」とあるが、江戸時代の画家展でもある。 展示は、
第一章 「正統派絵画」 狩野元信、曽我二直 他3名 11点
第二章 「京の画家」 円山応挙、長沢芦雪、岸駒 他14名 29点
第三章 「エキセントリック」 伊藤若冲 他2名 (若冲22点)
第四章 「江戸の画家」 菱川師宣、歌川国貞 他14名
第五章 「江戸琳派」 鈴木其一、酒井抱一 他6名 21点
と分かれており、若冲が三章に入っているのに、成る程と思う。作風がとても近代的で独創性がありエキセントリックである。動物を沢山描いたまるで動物園のような、屏風の動物の顔は滑稽でユーモラス、隠し絵のようなおもしろさもある。
この画家は、生き方も変わっていたらしい。京の青物問屋の跡継ぎだったが、絵以外に興味がなく、家督を弟に譲り、絵画三昧の生涯を送る。狩野門下にはいるが、飽きたらず中国画家の模写に熱意を示すが、それにも見切りをつける。独自の世界を見いだしたのであろう。しかし、彼の絵の殆どは外国に渡る。プライスコレクションとなり、ロサンゼルス・カウンディ美術館などに所蔵されている。今回そこより借りだし展示できたという。
紫陽花双鶏図 葡萄図
紫陽花図は、チケットにも載っている代表的なもの、葡萄図は、まだ「景和」と名乗っていた頃の、外国に買い取られた初めのものという。
朝は、台風の前触れの曇り、時々小雨がぱらつく天気だったので、涼しいと喜んだが、すぐに、猛烈に蒸してきた。入場は11時頃。すでに館内もかなり混み、2時間近くかかった。「若冲展」とあるが、江戸時代の画家展でもある。 展示は、
第一章 「正統派絵画」 狩野元信、曽我二直 他3名 11点
第二章 「京の画家」 円山応挙、長沢芦雪、岸駒 他14名 29点
第三章 「エキセントリック」 伊藤若冲 他2名 (若冲22点)
第四章 「江戸の画家」 菱川師宣、歌川国貞 他14名
第五章 「江戸琳派」 鈴木其一、酒井抱一 他6名 21点
と分かれており、若冲が三章に入っているのに、成る程と思う。作風がとても近代的で独創性がありエキセントリックである。動物を沢山描いたまるで動物園のような、屏風の動物の顔は滑稽でユーモラス、隠し絵のようなおもしろさもある。
この画家は、生き方も変わっていたらしい。京の青物問屋の跡継ぎだったが、絵以外に興味がなく、家督を弟に譲り、絵画三昧の生涯を送る。狩野門下にはいるが、飽きたらず中国画家の模写に熱意を示すが、それにも見切りをつける。独自の世界を見いだしたのであろう。しかし、彼の絵の殆どは外国に渡る。プライスコレクションとなり、ロサンゼルス・カウンディ美術館などに所蔵されている。今回そこより借りだし展示できたという。
紫陽花双鶏図 葡萄図
紫陽花図は、チケットにも載っている代表的なもの、葡萄図は、まだ「景和」と名乗っていた頃の、外国に買い取られた初めのものという。
by ttfuji
| 2006-08-17 17:46
| 美術鑑賞