2007年 11月 15日
図書館行き 借りた本の一冊から |
今日も穏やかな暖かい日だ。午前中にTさんと図書館へ行く。5冊の返却。今日は友人から借りた文庫本が3冊あるので、1・2冊借りればいいと思っていたのに、4冊借りてきた。殆どがノンフィクションというか評論的なもの。
またも藤沢周平の『半生の記』。弟、小菅繁次氏の「わが兄
藤沢周平」、長女遠藤展子さんの「藤沢周平 父の周辺」に続き、本人の藤沢周平論を読むことになる。
三浦浩氏の『司馬遼太郎とそのヒーロー』も興味をもって手に取り、目次を読んで借りてきた。帰宅して何となく読み始めたらやめられなくなった。
産経新聞文芸部で、司馬遼太郎(福田定一)と三浦浩、福田みどり=司馬夫人(松見みどり)3氏は同僚の記者であった。司馬遼太郎は作家の道をばく進するが、三浦氏は文化部編集部長、論説委員など歴任。定年退職後はオックスフォード大学ほか留学。サスペンスやミステリー作家となる。その間、ずっと司馬家と三浦家は家族ぐるみの親交を続ける。司馬氏亡き後、この『司馬遼太郎とそのヒーロー』を書くことをみどり夫人に伝えたときは、著者自らが重篤な病状にあった。みどり夫人の最後の砦だった三浦氏が亡くなり、『「あとがき」にかえてー赤いタバコの無言劇』を福田みどりの名前で書いている。
三浦浩氏は賞はもらってないが、直木賞候補に4回あがっている。
私はこの作家にも、とても興味をもった。『さらば静かなるとき』『優しい滞在』『津和野物語』『海外特派員 消されたスクープ』の4作品である。三浦氏の作品をすべて読んでいるみどり氏はどれもどうしようもない魅力を感じる。陰影とちょっと表現しがたい独特の香気と小説の醍醐味を存分に味わえる、と記している。図書館で探して読みたいと思った。
日記では、この本のことは題名のみ書くつもりであったが、面白くて殆ど読んでしまった。
他に、浅田次郎読本『待つ女』、これも作品の他評論、エッセーなど。あと1冊は吉村昭『破船』である。
またも藤沢周平の『半生の記』。弟、小菅繁次氏の「わが兄
藤沢周平」、長女遠藤展子さんの「藤沢周平 父の周辺」に続き、本人の藤沢周平論を読むことになる。
三浦浩氏の『司馬遼太郎とそのヒーロー』も興味をもって手に取り、目次を読んで借りてきた。帰宅して何となく読み始めたらやめられなくなった。
産経新聞文芸部で、司馬遼太郎(福田定一)と三浦浩、福田みどり=司馬夫人(松見みどり)3氏は同僚の記者であった。司馬遼太郎は作家の道をばく進するが、三浦氏は文化部編集部長、論説委員など歴任。定年退職後はオックスフォード大学ほか留学。サスペンスやミステリー作家となる。その間、ずっと司馬家と三浦家は家族ぐるみの親交を続ける。司馬氏亡き後、この『司馬遼太郎とそのヒーロー』を書くことをみどり夫人に伝えたときは、著者自らが重篤な病状にあった。みどり夫人の最後の砦だった三浦氏が亡くなり、『「あとがき」にかえてー赤いタバコの無言劇』を福田みどりの名前で書いている。
三浦浩氏は賞はもらってないが、直木賞候補に4回あがっている。
私はこの作家にも、とても興味をもった。『さらば静かなるとき』『優しい滞在』『津和野物語』『海外特派員 消されたスクープ』の4作品である。三浦氏の作品をすべて読んでいるみどり氏はどれもどうしようもない魅力を感じる。陰影とちょっと表現しがたい独特の香気と小説の醍醐味を存分に味わえる、と記している。図書館で探して読みたいと思った。
日記では、この本のことは題名のみ書くつもりであったが、面白くて殆ど読んでしまった。
他に、浅田次郎読本『待つ女』、これも作品の他評論、エッセーなど。あと1冊は吉村昭『破船』である。
by ttfuji
| 2007-11-15 19:10
| 読書