私の生活や自分史・読書、旅などの記録


by ttfuji(トコ)

カテゴリ:読書・読書会・図書館( 238 )

 4月12日(水)
 午前中スイミングがあり、午後から読書会。
 1時、TさんとNさんを近くの郵便局前に迎えに行く。自宅から南公民館までは、高齢者には歩くにはきつい距離なので高齢なTさんはタクシーできたりしている。Nさんは、2月にご主人をなくされたばかり。いつもはご主人が車で送って来られた。Tさんはご主人が入院中。会にも出られない事がある。そんなことで、お二人をお誘いすることにした。今日は5人が揃った。
 課題本は、タイトルに記した通りで、ハウツーものである。人生経験長い人には、物足りない本と感じる。若いサラリーマンや悩める若い人には力づけるいい本かもしれない。
Sさんが、一番若いSさんに、どういう気持ちで、この本を推薦したか、と聞いている。
Mさん、「わたしは、人生経験が乏しいので、いろいろ悩むことが多い。こんな時どうしたらいいか、相談する人もいないし、悩む。この本を読んで、考え方のヒントを得た。私にとってはとても救われた本でした」と答える。堂々としている意見と感じた。
 Tさんも、私たちくらいになると、大抵のことは分かっている。でも鬱の人や人との付き合い、性格や考え方の違いで悩む人は多いですね。著者は講演したり、カウンセリングで相談に乗ったりでアドバイスしている、著者自身重いうつ病で苦しい経験を持っています。だから、受け入れられるのでしょうね」と発言。鎌田実氏の『がんばらない』と渡辺淳一氏の『鈍感力』に似ていますね。
 各章には以下のような、タイトルがついている。これだけで大体の内容がわかる。
 ж がんばらない方がうまくいく。
 ж「悩み」の80%は取り越し苦労
 ж「何とかなるさ」と割り切る。
 ж 弱音を吐いたっていい
 ж 悩む人ほど、成長する
 ж 鈍感力が心の緊張をほぐしてくれる
 ж 「マイナス感情」は押さえつけなくていい
 ж どんな嫌なことでも長くは続かない

 その他、色々のフレーズが沢山続く。当たり前のことで確かにその通りと思うので酷評もあったが、それほど悪い本ではなかったと思う。

 次回の本は、私推薦の『平成大家族』。図書館で借りて既読だが、面白い本だった。
 文庫本が出ているので、5冊注文することに。
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by ttfuji | 2017-04-27 16:41 | 読書・読書会・図書館 | Comments(2)
 2月の読書会は、公民館まつりの行事のため、2週間遅れの22日に行われた。
 今日は代表のTさんがご主人の通院付きそいでお休み。2日にご主人を見送られたNさんは、お祭りには参加されなかったが、例会には何とか出たいと言われていた通り出席された。今でも弔問客が絶えないという。書類上の残務が忙しく、悲しんでいる時間もないという。
 とにかく4人で始める。
 公民館まつりに参加できたこと、陣容もなく資料も乏しいと思っていたが、継続していることに、称讃の声が聴かれ、私が捨てきれず保管していたことが、おおいに役に立った。44年以上の貴重な記録だ。初期の頃の大先輩たちの中で若手と言われた時代の感想のやり取りまで思い出す。
 公民館祭り不参加10年のサークルに、できる形で参加して下さい、歴史のある会なのだからもったいない、と呼びかけて下さった館長さんには心から感謝です。多分、後継者が入らない限り、そう長くは続けられないかもしれない。

 今日の読書会は、篠田節子さん『長女たち』で2年ほど前に読み、ブログにも載せ、会で本を選ぶとき、推薦した。
色々の意見が出たが、総じて肯定するものが多かった。
 
 本の帯に書かれたものを、すべて紹介します。
 第1話 「家守娘」
 痴呆が始まった母のせいで恋人と別れ、仕事もやめた直美。
 第2話 「ミッション」
 父を孤独死させた悔恨から抜け出せない頼子、
 第3話 「ファーストレデイ」
 糖尿病の母に腎臓を提供すべきか悩む慧子・・・
  
 老後の親があてにするための長女と、慈しむための他の兄妹。

 それでも長女は、親の呪縛から逃れられない。親の変容と介護に振り回される女たちの苦悩と、
 失われない希望を描く連作小説。

 こんな親での見捨てられない、逃げられないーそれが長女の宿命か。
 親が老いたとき、頼りにされるのはもはや嫁でも長男でもない。無責任な次女、
 他人事の兄弟・・・追い詰められた長女の行く末は?
 どの家庭にも起こりうる“ありふれた地獄”を描く衝撃作。
 衝撃的なキャッチコピーはともかく、会を始める。
  2か月ぶりの読書会。この頃、司会や記録係など決め手なく、雑談に流れるので、新入で若いMさんにお願いした。
 Nさん
 この本、身につまされています。主人が亡くなっていろいろのことがあり、「家守娘」ではないが、長女夫婦が仕切って本当によくやってくれた。音楽を流して主人を送ったことは、長女の提案だった。「ミッション」は尊敬する先輩の医師がチベットの未開地の医療に向かう姿に影響を受け、社会人になってから、医師の免許を取り、自身も病身の父を見捨ててチベットに向かう話。先輩医師は命を落とし、父を見捨ててきたことに後悔もある。
 Sさん
 買った直後に一気に読んだ。私はこの本から狂気を感じた。登場人物にか著者にかどちらかかわからないが。年を取るといろいろな病気になって、認知症になったり暴力的になったりする。人格も崩れてしまう。人間関係や人生経験も影響してくると思われる。介護させたいために、結婚にも反対するのは間違っている。母の介護、長女、次女は介護をよくしたが、離れた3女に渡しには、たまに行ってもよく来てくれたと喜ぶ。妹に対しても優しく接する。
 F
 母親のせいで、恋もできない、結婚もできないというのはおかしい。まして、自分の病気のために娘の腎臓まで願うという母親にはおぞましいものを感じた。
 Mさん
 この本は、笑いの出る本ではない。今、図書館で、読書のすすめで3か月で100冊の本を読むというキャンペーンをやっている。。そして感想を書く。そのノートを見せていただく。
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by ttfuji | 2017-02-23 20:47 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)

公民館まつりと読書会

 公民館祭り参加を決めてから、多忙を極めた。何しろ、10年間のブランクがある。私が、館長より公民館まつりへの参加を勧められている、どんな形でもいいといわれた。と会員に相談してみたところ有難いことだけど、無理でしょう、と言われた。みんなみんな家族や会員自身が入退院している人ばかり。
 しかし、折角の歴史のある会、このままじり貧で消滅していくには惜しい、と思い始め、確かにきちんとしたものは出来ないかもしれない。でも、公民館の利用団体であることは間違いない。かって11年間参加しているので、その資料も断捨離のできない私は保存してある。段ボールに入れて別室の棚の奥に押し込んである。「もくれん読書会の歩み」として、会、始まって以来の読書の目録は記録され、一昨年、このブログでも紹介した。
 何人かの人から、すごいですね、貴重な記録ですね、と言って頂いた。私自身もよく続いたものだと自画自賛している。その時々の読んだ本の記録や感想・意見などまとめたものもファイル6冊に収められファイルの表紙に年月を書き入れ整理した。
 
 それにしても、初期の頃、20数人いた会員が5名になった今も続いているのは、大先輩たちのおかげだと思う。読書会を作ろう、と巡回文庫利用者の人達から、声が上がり、県の担当の松元先生の指導とご支援のおかげで、会が誕生し、初期の頃は、当番が資料や年表など謄写版でつくって皆さんに配っていた。専業主婦が多くいた時代でもあった。
 こうした経過を書いたものを、拡大コピーを繰り返して作成し(館長さんのお力を頂いて)挨拶文としてボードに貼り、形を整えた。
 本も、めいめい持ち寄り50冊ほど並べた。
 会の継続には会員の募集が不可欠。会員募集も呼びかけた。もしかしたら、若い人たちの参加があればうれしい。でも、一方で公民館まつり参加も今年限りかもしれない、とも思っている。会員それぞれも深刻な事情を抱えている。何しろ70代から80代の人達なのだから。
 
 2月15日に展示資料持ち込み、図書室の一隅を頂き展示できた。18日(土)と19日(日)が公民館祭りの当日だが、発表団体も多く、展示作品も多く、賑やかで華やかな雰囲気の中、ひっそりと地味なコーナーだが、精一杯やったという自負心もあり、友人たちが呼びかけに応じて見にきてくださり、お褒めの言葉も沢山頂いた。何しろ、歴史の長さと古い資料に感心された。会場で出会った人にも、目立たないところですけれど、寄って見て行ってくださいと、呼び込みまでした。

 やってよかったです、冥途のみやげができました。何より参加を勧めて下さった館長さん、作業を手伝って下さったスタッフさんに感謝せずにはいられません。

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 実は、公民館まつり、直前に会員のNさんもご主人がなくなられたということもありました。熱心で展示の本をたくさん出してくれましたが参加できず残念でしたが、それどころではない思いの日々だったでしょう。
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by ttfuji | 2017-02-21 20:46 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)
 1月8日に年末から元旦までの事を別々の日記で書いた。そのあと、2日より8日までのことを、箇条書きのような、日によって詳しく書いていった。ちょっと長くなったので、一旦非公開にして送信しておいた方がいいかもしれないと思って送信ボタンをクリックした途端、いつもの画面にはいかずぱっと消えた。なんで!と落胆と怒りの気持でいっぱいになった。試しにと思ってブログ画面を開いてみたが、前回のものしか出てこない。何とか復元の方法はないものかと色々試したがまったく効果なし。今書いたものでももう一度、書く気になれないし思い出せない。目もしょぼしょぼしてきて、諦めて閉じた。
 2日ばかりパソコンを開く気も起らず少々やる気を失いかけていたが、ワードで文書を作る読書会の仕事があったので、それに集中した。
 というのも、毎年ある公民館祭り、会員の高齢化で会も先細り、人数も減って数年前から、サークル活動の発表に参加していなかった。
 ところが、個人的に親しく話をする機会があって、館長さんより是非公民館まつりに参加してほしいといわれ、昨日、読書会の新年会があったので、最後の機会かもしれないと会員の皆さんに諮ってみた。
 何しろ50年近く続いている会なので、このまま消えていくのはもったいない、という気もしている。今まで読んだ本を記録した「もくれん読書会の歩み」を字も大きく太く、もう少し整ったものに書き直し、読書会の折、発表された本の概要、読後感や意見をまとめたものの分厚いファイルが4冊と結構残っており、持参して皆さんに見せると、まず保存してあること事態、驚かれた。昔の謄写版で刷ったものまであった。 物持ちがいいというか、断捨離のできない人間のメリットの部分も悪くないと感じた。
 そして、それらをファイルごと並べ、立ち寄って下さる本好きの入場者が、自由にめくってみていただければいい、公民館でこのような読書会が存在したことの証にもなると感じた。
 取り上げた本も、時代ごとに1・2冊づつ、ここ2・3年に読んだ本からそれぞれが良かったと思う本を10冊ほど並べることにした。
 以前は、模造紙に今年読んだ本や会の紹介などマジックペンや筆で大きく書き、壁に張り出していたが、毎回それを受け持っていた字の上手なSさんが、もうあんな風には書けなくなったといわれ、断念した。
 2月18日(土)、19日(日)が公民館祭り当日で15日~17日に展示準備するというので、私たちは15日午後に資料を持ち込むことにした。私はまた忙しいことになる。

 ということで、ブログは消えたが、しょげ返っている暇はない。
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by ttfuji | 2017-01-12 21:54 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)
 11月3日(木)
 文化の日。夫は久しぶりに、お天気は良いし暖かいので出かけてくる、横浜の三渓園へ行くか、鎌倉へ行くか決めてない、夕食不用と言って出かけた。いつものように出たとこ勝負のようだ。
 私は、図書館の返却日。Tさんと出かけた。Tさんは93歳で週3回デイサービスに行っている。この頃は、本持参で行き、本を読んでいても、別に気遣いしないで済むようになったという。男性は、本を読んでいる人、ぼっとしている人、4人でマージャンをしている人、と色々らしいが、女性はおしゃべりしている人が一番多いという。そんな中で、読書するのは気が引けると言っていたが、長く通っているうちに、余計な気を遣わず済むようになったという。郷土史も楽しみにしていられ、あなたが連れて行ってくれるから、楽しく過ごせると言って下さる。いま、高齢者の運転事故が大問題になっており、私も毎日そのことで悩んでいる。買い物にも、通院にも趣味のサークルでも車は不可欠だ、と言ったらお叱りを受けること必定だろう。余り神経質になるのも問題と思うし。
 午後、Oさんと大型スーパーへ買い物に。Oさんも免許返上とケガで買い物難民だ。こちらの誘いを心待ちにしている。ヘルパーさんに頼むこともあるが、自分の目で見て買い物したいという。私もついでがあるから誘うのだが夫はなるべく人を載せるなという。
 夕方、自治会長のWさんより野菜類色々頂く。みな頂き物という。里芋、サツマイモ、柿2種類他。 
 11月4日(金)
 午後より体操の会へ。秋の行楽で出かけるのか、大会が終わってほっとしたのか欠席者が多かった。大会の写真、皆さんに差し上げる。
 11月5日(土)
 午後、自治会主催のバザーに立ち会う。夫は灯油暖房機の調子が悪くなったと言ってコジマに見に行き、購入を決めてきた。配達は日曜日とのこと。
 11月6日(日)
 読書会の課題本『湘南シェアハウス』再読。たまった新聞の整理、切り抜きなど。
 暖房器具届き夫が設置する。今までの暖房機は、分解、不燃物として出せるようにした。この点まことにマメである。
 11月7日(月)
 第1月曜日は原則として太極拳なし。夫は駅前ろーそん3階にあるジムへ。私はヨーカドーへ衣料小物の買い物にOさんと行く。コーヒーとパンケーキをご馳走になる。
 11月8日(火)
 南公民館長より、読書会の公民館祭りへの参加を呼びかけられている。会員が高齢化し人数が減ったこと、家族や本人に病気があることなどで数年前から不参加だったが、読んだ本の記録などまとめたものや、今までの歴史(40年以上)の資料など並べておくだけでいいといわれ、その気になって資料を探したらいろいろ出てきた。なんでも取っておく悪癖が役に立つこともあると感じた。大きな模造紙に、書いた資料はSさんが持っているはずだが、多分処分してしまったのではないか。
 こんなことで一日過ごす。
 11月9日(水)
 午前、スイミング。午後から読書会。5名の参加だが、みな熱心で2か月に一度の会を楽しみにしている。お菓子の持ち寄りも多い。課題本は私が候補に挙げた『湘南シェアハウス』。文庫本が出ているというのが選んだ最大の理由だった。単行本より安いし、軽いのでどこでも持って行け読める。
 ブログに簡単に感想を書いているので、紹介したのだが、堅実で真面目な高齢女性にとってあまりなじみのない内容だったようだ。
 シェアした5人の女性は年齢はまちまちだが、みな経済的にも精神的にも自立した女性たちだが、その中で75歳という最も高齢で専業主婦だった、田所史子は常に妻に対して支配的で高圧的な夫に対して我慢できなくなって反旗をひるがえした。離婚覚悟でシェアハウスの話に乗った。
 会員のSさんは、私は史子に同情できない、わがまますぎる、迎えに来たのに追い返すなど、50年も一緒に暮らしたのだから、いいところもあるはず、情がなさすぎるという意見だった。
 色々意見や感想が出たが、少子高齢化、非婚が増えている時代、将来的にはシェアハウスは増えるのではないかという意見が多かった。
 そのあとは、それぞれの家庭や健康の話、社会や政治の話など話が弾んだ。
 公民館まつり参加の件は、現状では無理ではないかという意見だった。
 
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by ttfuji | 2016-11-16 16:33 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)
 讃歌  篠田節子  朝日新聞社
 起終点駅 ターミナル  桜木柴乃  小学館
 無垢の領域   桜木柴乃  新潮社
 麹町 三婆 二娘 孫一人  中沢けい  新潮社
 半減期を祝って  津島佑子  講談社
 長女たち  篠田節子  新潮社
 風に立つライオン  さだまさし  幻冬舎
 ハコブネ  村田沙耶香  集英社
 イタリアからの手紙  塩野七生  新潮社
 秋の森の奇蹟  林真理子   小学館
 ブルーベリー  重松清   光文社
 カッコウの卵は誰のもの  東野東吾  光文社
 一人で暮らして気楽に生きる  吉沢久子  講談社文庫
 死なないで  田辺聖子  文春文庫
 ジョン・マン 太平編  山本一力  講談社
 ワシントンハイツの旋風  山本一力  講談社
 のろのろ歩け  中島京子  文芸春秋
 ジョン・マン 波涛編  山本一力
 ジョン・マン 青雲編  山本一力
 獄中からの手紙  郷隼人  幻冬舎
 生きるということ  なかにし礼  毎日新聞出版
 収容所から来た遺書  辺見じゅん  文芸春秋文庫
 愛の顛末  俤久美子  文芸春秋

  読んだ本を手帳から書きうつしたら、これだけあったのかと、途端に感想も筋書きも書く気力は失せてしまった。そこで、星の数で感動や印象の強さ、面白さなど表現しようと思ったが、それもお座なりすぎる気がする。どれも面白く興味深く読んだ。
 甲乙つけがたいが面白かったのは、『麹町 三婆 二娘 孫一人』他人2人を含めて女ばかり6人が仲良く暮らすが家族物は大好きなのでトラブルもいろいろあってもよかった。『平成大家族』と似ていると感じた。
『讃歌』『起終点駅』『長女たち』『風に立つライオン』『ブルーベリー』『カッコウの卵は誰のもの』などどれもよかった。
 とくに、『収容所から来た遺書』辺見じゅん著、『愛の顛末』俤久美子著はネットで友達になったVINさんお薦めの本だったが、図書館で漸く見つけて読んだ。胸が締め付けられるような感動と切なさと感じた。
 山本一力氏の「ジョン・マン」ものは、4冊、とても面白くわかっていながら先を読みたかった。あと2冊ぐらいは続くと思う。『ワシントンハイツの旋風』は著者の自伝的な小説。極貧の中、中学卒業と同時に四国から出てきて、その前に母が妹を連れて新聞取扱所の仕事をしているところに、一緒に配達の仕事をすることになり、住み込みで働き、定時制の工業高校に通う。配達もきつい仕事だったが、頑張って働く。配達にも慣れたころ、米軍住宅のあるワシントンハイツに英字新聞の配達を買って出た。そこで、積極的に話しかけたり、子どもと遊んであげたり、手伝ったり、気に入られ生きた英会話を学ぶ。
 高校卒業後、近畿ツーリストに勤める。ここでも、企画やアイデアを提案して、また英会話の能力も買われて添乗員の仕事もする。
『生きるということ』なかにし礼著、『一人で暮らして気楽に生きる』吉沢久子著、もとても感動した素晴らしい本でした。
 
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by ttfuji | 2016-11-08 21:01 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)
読書録のようなきちんとしたものは、もう書けないので、読んだ本の題名だけでも、と言っておきながら、それすら実行できないでいる。それでも読書は好きだし、冊数は減っているものの、毎日読んでいるし、定期的に図書館へ行ったり、新聞の読書欄も見ている。だから、読んだ本のことは記録して置きたい。何ヶ月ぶりかで、メモを記す。いまブログを辿ってみると、5月に書いたのが最後で、なんと半年近く記録してないことになる。その時、未読、または読書中、と書いている本から、書いていくことにする。
 風が強く吹いている  三浦しおん 新潮社
 読書家でネット上で親しくして頂いているVINさんの推薦図書だったので、図書館で借り読んだ。
 大学に近い青竹荘アパートに住む大学生、清瀬灰二(はいじ)の走ることへの情熱が、さらに才能ある蔵原走(かける)に出会ったことで箱根駅伝に出場するという夢を持つ。同じアパートの同じ大学に通う学年も趣味も違う学生に呼びかけ説得して、練習を初め、参加、優勝するまでを書いた、感動の小説だった。詳しくはVINさんのブログでお読みください。
     http://yaplog.jp/ashy_ashy/archive/857
 エルニーニョ  中島京子  講談社
 著者の名前だけで読んでしまう。何冊目だろうか。どの本にもほんわかとした温かみがあり救いがある。女子大生、暎(てる)は恋人の西村のDVから逃れるため留守を見計らって逃亡する。公園で出会った中年女性のうたう「森のくまさん」の、お嬢さんお逃げなさい、すたこらさっささの場面が象徴的だ。新幹線に飛び乗って南の町につく。そこのホテルの電話機に残されたメッセージ。自分に対してのものではないと思われるが、「とても簡単なのですぐわかります。市電に乗って湖前で降ります。10時まで待っています、のメッセージに従って行くと、そこに7歳の少年、ニノ(ニーニョ)がいた。利発なこの少年も何者かに追われていた。母親がフイリッピン人で追っているのは灰色の服の男。二人は支え合いかばい合って逃避する。町の人にも助けられるがとうとう見つかってしまう。略。
 書かずにはいられない  北村薫  新潮社
 エッセー。私がブログを書かずにはいられない、といった次元の低い動機ではなく、ある期間の書評とか父の日記、出来事についての考察といったものを書かれていると思うが、通読だったし記憶も薄れている。
 余寒の雪 宇江佐真理  文春文庫 
 たば風 蝦夷拾遺 宇江佐真理  文春文庫
 朝日新聞に宇江佐真理氏の遺作とうたった『うめばあ行状記』が掲載され、とても面白く読んだ。この著者の物は初めてなので、もっと読んでみようと図書館で借りてきた。通読したが、内容について殆ど思い出せない。

 


 
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by ttfuji | 2016-11-07 16:04 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)
 あっという間に10月になってしまった。9月中のことを記録して置かなければ、と思い、いつものように羅列する。
 9月1日(木)
 夫は、バイク転倒事故の傷も大分よくなり、今日は歩いて整形外科に行き、そのあと、警察署まで診断書を届けに行った。私は車で送る心算でいたが、付き添い不要とのことだった。
 警察署では、担当者の都合がつかず、8月17日に行ったが、担当者不在で書類を受け取ってもらえず、連絡が遅れて申し訳ないと反対に謝られたそうだ。事故相手が全面的に不注意で、保険会社が医療費その他すべて補てんするというので、警察の立ち入りは要らないらしい。まあ、煩わしいことはいろいろあったが、小難で済み、ほっとしている。
 夫は、今までの運動不足を取り戻すべく、ジムにも通いはじめている。
 9月3日(金)
 体操なし。午後からOさんとエスポットに買い物に行く。Oさんは、肩の骨折で10日間の入院以来、運転免許を返上してしまい、買い物や通院などに不自由していると嘆くので、私のついでの折には、買い物に誘っている。いずれ、私も免許証返上した折には、同じ思いをするのかと思うと、暗澹たる気持ちになる。
 9月4日(土)
 10時より午前中、集会所で自治会のことで正副会長3人で9月の行事について相談や具体的な打ち合わせがあった。
 9月5日(月)
 8月は夏休みだったため、1か月ぶりの太極拳。40式はすっかり忘れている。でも。準備体操や五行歩、十三勢功、歩く運動などいろいろあるので、からだにはいい運動となっていると思う。
 夫は、熱心に病院のリハビリとジムに通っている。
 9月6日(火)
 H歯科。3か月おきに歯周病予防のチェックと歯石除去。今回は虫歯になりかけている歯もあると言われ、治療して頂く。次回、12月13日の予約。
 午後は、自治会の回覧書類をを作る。後期分の自治会費の集金の件、体育祭関係の用紙作成。
 9月7日(水)
 スイミング。ご近所のNさん、静岡の親戚より帰られる。ゴミ置き場の清掃当番(1週間分)が留守の時に重なったため、掃除当番を引き受けたが、手術の日が変更になり遅れたため、一旦帰宅、また行かなければならず、気にしているので、私が2度やるのは一向にかまわない気にしないで、と言ったのだが、別の人の当番を引き受け、その人がわが家の当番の日に掃除するという手筈をととのえて静岡に行った。矢張り、他人に迷惑はかけられないという昔気質の人である。でも厚意は感謝すると言ってくれた。
 9月8日(木)
 雨。10時半に外科行き。車で送る。パーマをかけに行く。ボリュームがない髪なので、半年に一度くらいパーマをかける。立体感が出て白髪も目だたなくなる。それもほんのわずかな期間だが。
 帰りも向けに行くと告げたのだが、雨が止んだため、買い物して歩いて帰ってきた。
 午後1時、集会所にT工務店が見えるので、会長と一緒に立ち会う。集会所の床が、ところどころゆがみが出ており、危険なので、市に相談したところ、2つの業者の見積りをとるように言われた。相見積もりである。自治会の積立金は多少あるが市の助成金もお願いすることになる。そんな立ち合いなど、素人が分からないと思うが、会長は、長年にわたっての懸案事項なので、いろいろ調べているようだ。ブログに載せる話でもないので、記載しないことにする。兎に角、自治会に携わるといろいろ勉強?になる。
 9月9日(金)
 体操さつきの会。公民館レク室。10月に県大会があるので、練習も熱が入る。昨年は役員だったので、皆さんに参加を呼びかけたり、リハーサルにも2回参加したが、今年はなんとなく熱が入らない。できたら不参加にしたい、などと考えている。17日の厚木でのリハーサルは自治会の関係で欠席した。本番は10月27日だが。帰り、アウズで買い物。
 9月10日(土)
 郷土史研究会、総会と会報発行。このことは、記載ずみ。
 帰りに昼食後、図書館に寄る。返却日は8日だったのだが、図書館が夏休み休館日がなかったため、今週は1週間休館となった。そのため、返却日が今日になっていた。
 9月11日(日)
 買い物。Oさんと。
 9月12日(月)
 太極拳。
 9月13日(火)
 10時30分。協同病院眼科行き。
 午後、自治会班長・理事会議。この日、囲碁会で集会所を使う日だったのだが、うっかり、招集してしまい、囲碁の方々に迷惑をかけてしまった。役員同士の日程が合わず、調整している間にこの日に決めてしまい、当日来てから気づいてはっとしたが、囲碁に会の人の譲歩で会議が出来た。自治会優先ですから、と言って帰って下さった。このことも気合済み。
 9月14日(水)
 午前中、スイミング。午後から『もくれん読書会』。読書会も風前の灯。40年以上も続き今や5人で細々続いている。でも、みなさん誰もやめたいとは言い出さない。ここで、本のことばかりでなく、日常のこと悩みや相談したいこと何でも話せる。憩いの場でもあるようだ。家族が、重大な病気を抱えている人、本人が大手術を繰り返している、そんな人ばかりだ。
 今日の課題本は私のあげたいくつかの本から村田喜代子さんの『ゆうじょこう』を取り上げた。
 『漂砂のうたう』の時、苦海に身を落とした女性の話は読んでいて辛く、あまり読みたくないと言っていたSさんの反応は、主人公のイチがかわいそうでたまらなかった、でも明るく一途で一生懸命学ぼうとする姿勢は立派だと思った。それにしても『学問のすすめ』や天は人の上に人を造らず、と言った、福沢諭吉の、二重人格のような、こういう世界の女性への蔑視は、信じられないが、多分本当のことなのでしょうね、といわれた。殆どの人が、歴史的にあったこと、今の世も人身売買はある。女性が一段と低いことの証である。男女ともその時代生き方の困難さが感じられる。その他、いろいろ意見が出た。
 次回は、『湘南シェアハウス』と篠田節子氏の『長女たち』が候補にあげたが、文庫本が出ている『湘南シェアハウス』に決まった。
 9月15日(木)
 3店で買い物。
「サンドラック」では洗剤、整髪料、シャンプー・コンディショナー、ほか雑貨、食品も。
「ろうぜん」は東急の後が相鉄ろうぜんになった。1階が食料品で2階以上は以前のとうきゅうと殆ど変わらないが、「ジム」が出来たこと。ブチックや衣料品、寝具、生活用品、雑貨、書店、レストラン、「100均」その他。
近くの「伊勢原書店」で読書会の本の予約。銀行にも寄る。
 9月16日(金)
 体操。一緒に行くFさんが、今日はお休み。親戚のご不幸という。帰り、野菜類が豊富で新鮮な家の近くの「わくわくひろば」で野菜を買って帰る。
 9月18日(日)
 市民大清掃。このことは記載ずみ。
 9月分、書き切ろうと思ったが、用事が出来小休止。

 

 
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by ttfuji | 2016-10-03 15:21 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)

図書館行き

 7月21日(木)
 小雨。Tさんと図書館行き。Tさんは杖をついているので、傘をさすと両手がふさがり危険なので、日を変えるか私が代行するかするつもりだったが、Tさん自身、このぐらいの雨だったら傘を差さず帽子で大丈夫、本を借りたいし、といわれる。本はリュックに背負うので私が支えればしっかり歩ける。デイサービスへ行く日が多い中で、講座や図書館へ行けるのは、あなたのおかげといつも言って下さる。私が、自分のために車に乗る間は、お役に立てますが、いつ止めるか分からない年齢なので、とお伝えしている。
 こうして、行動範囲も社会との接点も少なくなっていくのは、致し方ないとはいえ淋しいことだ。
 本は、3冊返却、一冊継続で新たに2冊借りた。この頃はこれで丁度いい。Tさんも2冊くらいしか読めないという。デイサービスへ本を持参して読むのは憚られると言われる。
 帰りに、郷土史の顧問、兼「いせばら」編集担当のT氏の家に、写真を届けたいのでちょっと立ち寄りたいので、と同行して頂いた。同じく郷土史の会員なので旧知の中である。
 『相模13社めぐり』の原稿はメールで送ったが、写真がどうしても送れない。エラーが出る。原因は分からないし、エラー番号が出ても手の施しようがない。
 そこで、写真を届けスキャンしてもらうつもりだった。ポストに入れてきてもいいと思ったが、家の前から電話したら、すぐ出てきてくださった。Tさん同志、車の中と外から言葉を交わす。図書館の帰りというと、わざわざご苦労様ですね、といわれた。90代と80代の二人だが、10数年前まで、お2人ともテニスをしていた。
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by ttfuji | 2016-07-24 00:30 | 読書・読書会・図書館 | Comments(0)
 6月の読書会の課題本は、宮下奈都著『羊と鋼の都』という本に決まった。ちょっと変わった題名だがピアノの調律師のことを書いたものと聞き、どんな繋がりがあるのだろうと興味を持った。
 2016年の本屋大賞他大きな大賞を受賞されているという。


 高校生の戸村は、放課後教室に残っていたという理由で、担任から来客を体育館に案内するように頼まれた。「悪いな、戸村、職員会議なんだ、4時に来客があるから、体育館に案内して」といわれ、暇だったから、はい、といい「誰が来るんですか」と聞いた。「調律師だよ」と言う。僕は、調律師という言葉も知らず、空調の修理でもするのだろうか、と思った。4時に玄関に行くとその人はすでに来ていた。「空調の方ですか」と聞くと「江藤楽器の板鳥です、今日は会議が入ったと聞いています、ピアノさえあれば構いませんから」「体育館へお連れするように言付かっているのですが」「ええ、今日は体育館のピアノを」。先に立って歩き出すとその人は後ろについてきた。
 会釈して引き返そうと廊下に出ると、ピアノの音がした。ピアノというより特別な何かとてもいいものを聞いたような気がした。僕はしばらくそこに立ってそれからピアノの方へ戻った。
 その人は、ぼくに構わずピアノを鳴らし続けた。ピアノの蓋を開けた。それは羽のように思えた。支え棒で閉まらないようにしたまま、もう一度鍵盤をたたいた。森の匂いがした。夜になりかけの、森の入り口。日が暮れたらもうそこへ入ってはいけない。子供の頃、聞かされた話や情景が浮かんだ。
 気がつくと、その人は床に置いた四角の鞄を開けていた。見たこともない様々な道具が入っていた。色々な質問したい思いがわいたが、なにも聞かず、邪魔にならないようそこに立っていた。森の匂いがした。僕は自分のかばんを床に置き、ピアノの音が少しずつ変わっていくのをそばで見ていた。多分、二時間余り。・・・「ここのピアノは古くてね」・・「とてもやさしい音がするんです」・・「いいピアノです」。僕は、はい、としか言えなかった。「昔は山も野原もよかったから」・・「はい?」「昔の羊は山や野原でいい草を食べていたんでしょうね」、「いい草を食べて育ったいい羊のいい毛を贅沢に使ってフェルトを作っていたんですね。今じゃこんないいハンマーは作れません」・・「ハンマーってピアノと関係があるんですか」、「ピアノの中にハンマーがあるんです」・・「ちょっと見てみますか」言われてピアノに近づいてみる。「こうして鍵盤を叩くと」トーン、音がなった。ピアノの中で一つの部品が上がり、一本の線に触れたのがわかる。「ほら、この弦を、ハンマーが叩いているでしょう。このハンマーはフェルトでできているんです」。そのあと、いくつかのやり取りがあってあなたはピアノが好きなんですね、とか「よかったら、ピアノを見にきてください」といって名刺をくれた。楽器店の名前が書かれ、調律師 板鳥宗一郎、とあった。

 その後、店を一度だけ訪ね、板取に弟子にして下さいと、直訴した。私は一介の調律師、弟子など取れないが、と言いながら、もし、ほんとうに調律の勉強がしたいのなら、この学校がいいでしょうと手帳に書き、破って渡してくれた。僕は高校を卒業すると、家族を説得しその学校へ進学した。

 長々と導入部を紹介したが、題名が何を指しているかを書いたつもりです。

 戸村は、真面目で純真な青年だ。仕事に才能も自信もないが、一生懸命で試行錯誤し技術を身につけようと努力している。先輩たちも優しく見守ってくれている。顧客も、おおむねいい人たちだ。物足りないくらい順風で大きな問題もなく、どちらかと言えば、癒し系の小説ではないかと思えてくる。顧客の中の、双子の高校生姉妹の存在が戸村にとって、ときめく存在だろうか。

 わが家にもピアノはあった。音楽に鈍い私は劣等感から、娘に音楽への感性を持ってもらいたいと、情操教育のつもりで、小学校低学年の頃、ピアノ教室に通わせた。私に似たのか、上達もせず、2・3年で本人の希望でやめてしまったが。1年に一度、調律の人が見えた。殆どお任せ状態だったので覗くこともなく、ハンマーが羊の毛のフェルトだったことも知らなかったし、説明も聞かなかった。以来、ピアノは部屋の調度品となっていたが、20年程前、リタイアした夫がピアノ教室に通い始めた。夫は、音符は読めなくても口ずさめる簡単な曲は何でも弾けた。

 調律したピアノの音は、森のようなにおいがし安らぎを感じると、本のいたるところに書かれているが、ピアノに使われる木材は北の国の森の松の種類であるとも知った。
 ピアノにとって調律はいかに大事か、調律されないピアノはかわいそうだという。世界的な演奏家は世界を回る時、専属の調律師を一緒に伴うという。
 戸村の尊敬する調律師・板鳥宗一郎氏も公会堂や大きなホールでの演奏会にはいつも指名されていた。戸村も大先輩のアドバイスを受け、きっと腕のいい調律師になるだろう、と感じた。


 
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by ttfuji | 2016-06-27 16:07 | 読書・読書会・図書館 | Comments(5)