私の生活や自分史・読書、旅などの記録


by ttfuji(トコ)

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 数日前、Yさんからゴーヤを1本頂いた。その時、新聞の「薬膳料理」にのっていたという、シーチキンやカレー粉を使うゴーヤチャンプルーの作り方を教えてもらった。
 家のゴーヤも2本大きく育っていた。その夜、早速聞いた通りに作ってみた。今までのゴーヤ料理とは違ったおいしさだった。
 新聞の夕刊に載っている「薬膳的夜食術」はいつも目を通し、ヒントになるものは切り抜いたりしているのに、このレシピは見落としていた。
 読み終わった新聞を入れていく、袋の中から14日月曜日の夕刊を探し出し、切り抜いた。
 
 ≪蒸し暑い季節、体を冷やし湿気を取るゴーヤーがおすすめです。カレー粉は、湿気で弱りがちな胃腸を活発にします。肝機能の働きも助けるのでお酒のつまみにも格好です・・・日本中医食養学会 楢原恵子≫と前文。
 
 ゴーヤーのカレーチャンプルー
 材料 2人分
ゴーヤー(中) 1/2本 タマネギ(中)1/2個 ツナ缶(小、約80㌘)1個 ニンニク1片 カレー粉小さじ1、トリガラスープの素小さじ1、サラダ油大匙1
 作り方
①ゴーヤーは縦半分に切りワタを出し、3㍉に切る。タマネギもスライス。ニンニクはみじん切り。
②ツナ缶を開けて、余分な水分や油分を切る。
③ フライパンに油とニンニクを入れ、香りが立ってきたらタマネギ、ゴーヤー、ツナを入れて炒める。
④ タマネギが透明になったらスープの素とカレー粉を加える。全体に味がなじんだら火を止める。

 今まで、豚肉やお豆腐、厚揚げなどを使ったチャンプルーを作っていた。
 鰹節を最後に入れ、ちらっとお醤油をかけたものも好きだった。しかし、このツナ缶入りもおすすめです。

 きのう取ったゴーヤの写真。突然変異か真っ白のがある。自然界にはよくある現象。私は食べられる、と言ったのですが。
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by ttfuji | 2008-07-31 11:31 | 青シソ・ゴーヤ | Comments(8)

最近の写真をアップ

 2階西側の窓より相模を代表する霊山大山(オオヤマ)が一望できます。梅雨は上がったものの、カラッとした日は少なく、やっと顔をでした大山も頂上が雲に隠されています。
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 夫が丹精のゴーヤの棚です。もともとは西日除けにつくったものですが、まだグリーンカーテンには到っていません。でも3本収穫し夕食の献立に登場してます。
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 夫が朝顔の種を、通りに面したフェンスとダイニングに面した庭のプランターに蒔きました。絡ませる棚もつくったのですが下の方から咲いていきます。
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 狭い庭の一部に、ミョウガと青シソがぎゅうぎゅう詰めに植えてあります。これだけは私の分野です。ミョウガはまだ収穫できません。去年はどうだったかしら・・
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 サツマイモや里芋に芽が出ると、いつも水耕栽培しています。かすかな涼風を感じます。
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by ttfuji | 2008-07-30 15:52 | 自然・花・景色・庭 | Comments(4)

やっと雨が降りました

 連日の猛暑の中、天気予報では毎日のように関東地方にもまとまった雨が予想されると放送していた。ところが当地は一向にその気配はなく、遠雷は聞こえても、厚い雲が浮かんでいても、雲の切れ間に当たるのか雨の恵みはなかった。集中豪雨や河川氾濫などと聞くと、その分こちらにまわしてくれればいいのに、と天の神様を恨んだ。
 昨日、猛暑の中、夫は寒川体育館へバイクで出掛けた。夕方、雨がさっと降り出した。急いで洗濯物を取り入れたが、すぐに止んだ。暫くして本降りの雨が降り出した。時々雷鳴も。夫は、バイクで帰れるだろうかと心配になった。雷に遭ったら大変だ。止むのを待つか、小降りになるのを待って帰ってくるだろうと思っていた。5時半頃帰ると言っていたが、どうやら雨も止んだ6時前、夫も帰ってきた。
 どんなにひどい目にあったかと聞いてみると、雨なんか降らなかったよ、という。カッパも着てない。部分的な雨だったのだろうか。雨の道をうまく除けて走ってきた感じだ。隣の市まで大雨でもこちらに降らないことも多い。
 夫は、じゃあ水撒きはいらないな、といい庭を見ている。水撒きの何十倍も降りましたよ、というと不思議そうな顔をした。
 夜中にも大量の雨が降った。お蔭で今日は凌ぎやすい。
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by ttfuji | 2008-07-30 11:25 | つれづれ日記 | Comments(4)

妹二人

 私は7人兄弟姉妹の2番目に生まれ女三人の長女です。
 次妹は、このブログでもしばしば紹介しましたが、数年前に脳出血で倒れ、左半身麻痺で、つらいリハビリに耐え、杖で歩けるようになり、退院。付き添い付きながら通院と自宅周辺の散歩や不自由ながら家事もこなし、回復に向かっていましたが、突然肝炎に冒され、体中の不調や痛み、倦怠感に襲われ、生きる気力をなくしどん底な状態でした。
 再入院し肝炎を含めた治療を受けました。約3ヵ月?入院生活でしたが肝炎も治って退院しました。
 その後2年くらい経ったとき、自宅庭でぎっくり腰のような状態から動けなくなり、再々入院。第4腰椎圧迫骨折でした。
 こちらも何か月かで退院でき、一通りの家事もできるようになり、何と言っても運動と陽に当たることで、骨を丈夫にしなければと、玄関を出ようとしたとき、風に煽られたドアに押し戻され、尻餅をついた途端に、前回の時痛めた腰椎を再び痛め、更に胸骨も骨折。5月の24日のことで現在まだ入院中です。冷房完備で、病院の方が楽と思うのですが、本人はやはり帰りたいらしく何度か一時帰宅を申し込んでも、許可が出ず、漸く一昨日・昨日の土・日に一時帰宅しました。正式退院も8月10日と決まりました。


 きのうの日曜日午後、突然高崎の末妹が、息子のY君と共に尋ねてきました。
 例によって、野菜やお味噌、その他いろいろどっさり車に積んで。M子に電話すると5時までに病院へ帰らなければならないという。
 生産者でもないのに、美味しいからとか、知り合いから分けてもらったからとかとかいって、車から下ろす。
 ウチにそんなに気を使わないで、と言うのを、M子姉さんのところにも半分届けるつもりだったのだけど、今日病院へもどるんだって?、Jさんは絶対料理しない人だし、夜届けても迷惑かも知れないから、とわが家で全部頂くことになった。スイートコーン12本、トマト1ケース、タマネギ、ジャガイモ、キュウリ、ズッキーニ、カリフラワー、ブルーベリーなど。
 お茶のあと、娘や孫にも会いたいというのだが、孫は部活で帰らず、娘とは会ってゆっくりできたが、今日は夕食を一緒にするので、一緒にと勧めても、今日は急に思い立って来たので、こんどもう少し早く出てきたときにとご馳走になると言って5時頃帰って行った。
 姉妹3人、それぞれいろいろ抱えていますが、仲よく励まし合えるのがありがたいことだと思っています。
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by ttfuji | 2008-07-28 21:24 | 家族・身内・私 | Comments(4)

郷土史研役員会

 日本中、炎暑に包まれてアップアップ状態ですが、再度の地震被害に襲われた岩手始め東北各県の皆様には暑さどころではないと心よりお見舞い申し上げます。
 
 昨日は、毎月第4金曜日に持たれている役員会が行われ、9月の総会に向けての準備日程のこと、会報誌の最終校正や諸々の最終チェックがあった。総会資料は、8月の役員会で検討され作成される。原案は3役でつくられるが、意見交換、検討などがある。次期の年間通しての事業計画や講師の依頼や演題など、毎月のように講師との調整があり、会長さんのご苦労は並大抵のことではないといつも頭が下がる。
 8月は夏休みだが、9月の総会は、前半に会長による講義がある。
 私は、2期役員を引き受けたが、2期でやめたいと思っていた。しかし、会長より、みなさん来期も引き続き役員お願いできますね、と聞かれ、やめたいとは言い出せなかった。
 役員は忙しいが、講義以上に、興味深い話が伺え、得るものも多い。もう一人の女性役員Nさんも、私がやるなら引き受けて下さるようなので、もう一期一緒に協力しようと思う。


 夫が、自室のテレビが調子が悪いと言って、新しいデジタル対応のテレビに買い換えた。BSアンテナに繋ぐ工事の人が昨日、夕方見えた。現在,BSが見られるのは、居間のテレビだけで、私の部屋のテレビでは見られない。古いテレビでいずれ買い換えるか何か取り付けなければ見られなくなるという。工事の人に聞いてみると、一つのアンテナで分配できるのは2台のテレビ迄という。新しいアンテナをつけるか、分配機のようなもの(名前は忘れた)をつけるが、アンテナの方が安いという。3年後までこのままで我慢することにする。
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by ttfuji | 2008-07-26 20:00 | 郷土史・講演会・学習 | Comments(0)
 今日も太陽が照りつけた。スイミングへ行ってから、図書館へのパターンだったが、夏休みなので以前のように10時にTさんを迎えに行った。次回はまた11時になる。Tさんは、乗せて頂くだけでも助かるのだから、なん時でもいいですよ、と言われる。今日はメモしていた本がみなあった。5冊借りる。

 手続きが済んでから、市民ギャラリーで、絵手紙の展示を見る。みな素晴らしい作品だ。絵も文も味わいがある。扇面に描いたもの、ハガキや色紙に描いたもの、巻紙のような和紙に描いたもの、いろいろである。私も習いたいと思った時期があった、というと今から始めたらと言われた。今からなんて時間も能力もない、というとそんなことはない、80,90からやる人もいる、と言われた。Tさんは絵も書も長く習っていらっしゃる。Tさんの歳まで10年以上ある。白い扇子に手書きの絵の素敵な扇子を見せてくださった。私には素質がないから、挫折するのは分かっている。書道の通信教育も挫折したし。
 せいぜい本を読んだり、講座を聴いたり、美術鑑賞したりでお茶を濁しているだけの私である。

 Tさんをヨーカドーまで送り、私も銀行に寄ってから帰る。
 午後は、ただただ暑さに耐えて、風通しのよい部屋で読書して過ごす。

 今日は孫の夕食を頼まれた。部活で汗を流している孫に、暑さに負けない食事をと思い、3種類のパスタ料理を作った。定番だが
 ○イカと明太子、青シソのスパゲティ
 ○ミートソース(合挽肉・タマネギ・セロリ・トマト・人参)
 ○和風スパゲティ(ズッキーニ・なす・舞茸・シメジ・椎茸・小松菜)
 ○野菜サラダ(トマト・キュウリ・レタス)
 ○キュウリと大根の浅漬け

 和風スパゲティのレシピ 
 野菜をオリ-ブ油でいため軽く塩胡椒する、茹でたパスタとめんつゆも入れて炒め、味を調える。ファミレスで食べたときは、大根おろしが載っていたが、略した。ハムや竹輪など入れてもおいしい。

パスタは、茹でたあと、ニンニクの香りを出したオリーブオイルであえておく。
和風以外はこのパスタを使う。大皿にそれぞれ盛り、サーバーをつけてめいめい適当に取り分けてもらう。
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by ttfuji | 2008-07-24 20:30 | 食・献立・料理 | Comments(0)

今日も暑かった

 朝から太陽が照りつける。スイミングにOさんがことづけて下さったものを受け取りに行く。いつもなら歩いていくのだが、水に入れないで引き返すと思うと車で行ってしまう。高齢者の熱中症が多発しているというから無理をしない方がいい、と自分に言い訳をしながら。
 受け取ったものは、ホウ酸だんごだが、見本用の一つかと思ったら、何とプリンのような容器に入って20個近くある。箱入りで袋に入り、レシピとメモが添えられている。1年余の薬効があり、石膏のようにように固くなります、とメモ書きしてある。触ってみると、まだ柔らかい。今朝わが家のために作って下さったようだ。昨日電話で話したとき、部屋数を聞かれ答えると20個くらい必要かも知れないと言われたのだった。
 なんと親切なことだろうと感謝の気持を深くする。

 ところで、このことを夫に話すと、今、置いてあるハウスとコンバットという薬をどうするか、問題になった。一方はエサとして吸引するもの、もう一方はゴキブリの嫌いなニオイで撃退するものである。勝手口のタタキに置いた4個のハウスには何匹かかかっている。その後、ゴキブリは見かけない。
 暫くこのままにしてから撤収し、いただいたダンゴを配置しようということになった。

 午後は、シティプラザに「九条の会」があり出掛けた。ところが駐車場が満車で、中央公民館まで置きに行く気力がない。帽子も日傘も持ってこなかった。
 今日の会は、出られたら出ます、と言う返事をしていた。映画会の実行委員をやってもらえないかと言われており、これ以上忙しくなるのは困るので、引き受けてはいなかった。できうる限りの協力は約束したが出たら引き受けてしまいそうな気もする。
 そんなことで、今日は欠席させてもらうことにし引き返した。こういう形で欠席したことは今までなかったが、これもこれからの選択肢に入るような気がした。帰りに買い物して帰る。
 夜、Oさんに「ホウ酸だんご」のお礼の電話をする。おだんごは、近所の奥さん方が集まって9軒分作っているので、材料も容器もあるし、作り慣れているので、気にしないでと言われる。もう20年も続いているとのことだった。
ボランティァ精神も旺盛である。
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by ttfuji | 2008-07-23 19:55 | 生活雑記 | Comments(4)
 今日はスイミングの最終日。いつものように最低300メートルは泳ぎたかったが、100㍍ほどで、からだが重く感じ、息切れしてきたので泳ぐのを諦め、アクアウオークに切り替えた。いつも、ウオークのエキササイズを教えて下さる私の師匠であるOさんと一緒に歩いた。
 夏休みが挟まると、休み癖がついてやめてしまうことがある、と言うと、子どもが夏休みのあと、学校へ行きたくないというのと同じね、とほかの人もその気持、分かると言われた。今回は多少泳げるようになったので、前回のような挫折はないと思うが。
 午後、Oさんから電話があった。私のブログの「ゴキブリ騒動」を読んで、教えたいことがあると言われる。ジャガイモでつくるゴキブリのホウ酸ダンゴ?と聞くと、ゴキブリに食べさせるのではなく、ゴキブリが嫌っていなくなるダンゴだという。10年ほど、つくっては撃退して全く見かけなくなり効き目は間違いないという。近所の友人達と毎年つくっているとのこと。「ゴキブリを撃退しましょう」、という会を作っているそうだ。
 材料は、ホウ酸、小麦粉、牛乳、タマネギ、砂糖だという。ホウ酸以外は、全部食べられる材料だ。レシピもあるが、実物を見た方が分かりやすいと思うので、明日、スイミングの受付に預けて置いてくださるとのこと。
 スイミングクラブは明日は別のクラスがあるので、Oさんも私も行かないが、朝のうちに預けて下さるというので、受け取りにいくことなった。Oさんは、スイミングでも誰でも親切丁寧に教えて下さるので、みなから感謝されている。本当にやさしく親切な人である。
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by ttfuji | 2008-07-22 20:34 | 生活雑記 | Comments(0)

妹を見舞う

 このところ、暑さと体調で気になりながら、妹への見舞いが遠のいていた。
今朝は、いつもより涼しく感じ、今日こそと思い入院中の妹の携帯電話に電話した。マナーモードにしてあるため、折り返し電話があった。
 Jさんにもお会いしたいし、昼頃着くので、待っていて欲しいと伝言する。
 11時前に家を出て12時過ぎに病院へ着く。歩いた時間は約30分。かなり汗ばむ。
 3階でエレベーターを下りると、広いロビーになっている。中央の方の丸いテーブルに2人が座っており、妹は食事をここに運んでもらって食べ始めていた。片づけの時間があるので、と言っていた。
 伊勢原で買ってきたお弁当の太巻き寿司と三色おにぎりをJさんと分けて食べる。
 そのあと、持参したデザートは冷凍メロンだった。見舞いに持ってきたかったメロンが食べ頃が過ぎそうになったとき、カットメロンにし半量をタッパーに入れて冷凍した。シャーベットになってしまうかもしれないと思っていた。
 持って出るとき溶けてしまったらグズグズになるかもと保冷剤で上下を固めた。
 食後にそれを開けると、まだしっかりと凍っていた。保冷剤は要らなかったようだ。フォークで割ろうとしても無理だった。暫く、待つことにした。いろいろお喋りしているうちに、柔らかくなったので、お弁当のトレーや、フタなどにめいめいとった。半解凍状態だが、風味はしっかり残っていて、冷たいだけに甘味は少し失われていたが、解凍がすすむに従って甘味もおいしさも戻ってきた。冷凍メロンは失敗ではなかった。ご両人ともとても喜んで堪能してくれたようだが一番沢山頂いたのは私だった。

 妹は、サークルの歩行器で歩いており、順調に回復しているようだった。
 ところがこの3連休に帰宅を打診したが、許可が下りなかったという。また転ぶかも知れないと、いわれたそうだ。骨が脆いので病院側も慎重なのだろう。気をつけると言っても信用されないという。じっくりリハビリをやってと言うしかない。
 妹は病院のパソコンを借りて、私のブログや自分の友達のブログや写真など見ている。時々、コメントを入れてくれるが、何日もコメントがないときは寝たきりなのだろうか、とか何かあったのだろうかとか心配になる。妹の友達のブログに妹のコメントを見いだして安心したりする。
 Jさんは毎日見舞って下さっている。高齢なのに大変だろうと思う。私がたまにしか行かないのにとても喜んで感謝の言葉をかけて下さる。

 出掛けるとき、ご飯をタイマーで仕掛けておき、おかずの心積もりもできていたが、にぎり寿司を買って帰り、出来合いのおかずで済ます。夫もむしろ喜んでくれた。 
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by ttfuji | 2008-07-21 20:37 | 家族・身内・私 | Comments(8)

読書 5冊

 7月に読んだ本を紹介します。

 本当に生きた日  城山三郎 新潮社
 城山三郎氏の作品といえば男性的なイメージがある。この本は、女性が主人公であり、なぜ20年も前に書かれたのに出版されなかったか(地方紙に掲載された)疑問に思う。
 追悼記念出版とも未完の小説とも言われる。書いては見たものの出版に迷いがあったのだろうか。
 素子は38才、平和な家庭の一男一女の母親であり、単身赴任の夫との仲も至って良い。ある朝、赴任先に向かう夫を送って車で駅に着く。そこで、ジョギング中の高校時代の友人ルミに声をかけられる。ルミは、「家庭人材研究所」を経営しながら、大学の講師でもある。車に乗り込んできて、ちょっと頼みたいことがあると言って海岸へのドライブにさそう。そのあとは強引に素子をビジネスの世界に引っ張り込む。子どもに手がかからなくなり、自立というか自分の世界を持つべき年だという。心を動かされながらもなお躊躇する素子にルミは、週3日でいいとか働きやすい条件をだし副所長の名刺をあたえる。初めは下働きの雑用ばかりだったが、講演を依頼した講師の付き添いやパーティにも顔を出すようになり、一流といわれる著名人や経営者とも顔見知りになり、いろいろな問題にも巻き込まれていく。
「サクセス」、成功と言う言葉が女性にも当てはまる時代、「サクセス」はバブル期の女性進出のキーワードだろうか。

 法師蝉  吉村昭  新潮文庫
 VINさんが、アップされた本。短編9編からなる。引き込まれて読んだ。
 いつも素晴らしい書評を書かれているVINさんの「VINのらんどくダイアリー」をお読み下さい。
  http://yaplog.jp/ashy_ashy/category_4/

 夜盗  なかにし礼  新潮社
 定年を間近に迫った警察官、柏田は寝付いたところを電話で起こされた。「ノビか」「そうです」「当直で何とかならないのか」、それが外国人宅で英語が分かるものがいないという。
 「夜盗」とはノビと言われる忍び込み窃盗のことである。外国人の金持ちの家に忍び込み、現金だけを狙う手口は以前にも何件かあった。しかしどれも未解決のまま。手口はみな同じである。退職前に自分の力で犯人を捕まえたい。柏田は、引き揚げ孤児である。父は息子をかばって機銃掃射でなくなり母は、引き揚げ船の中でチフスに罹りなくなった。横須賀の孤児院に収容され、新聞記者だった篤志家のつくった福祉施設で育った。ここで高校まで出、警察学校を卒業して警官になった。
 妻を亡くした10年前から、ボーナスの度やクリスマス、お正月などに、ケーキや衣類靴など18人全員にどっさり買って持っていき子供達に大喜びされ「源さん」と慕われている。柏田はそれが何よりの喜びだ。
 ここで世話をしているマリアも同じくアメリカ人と日本人の間に生まれ2歳の時、ここに捨てられた孤児である。マリアは酷くかなしい過去を持つ。柏田とマリアはお互い好意以上のものを持っているのだが・・。
 一気に読んだ。この題名に、ミステリーを想像した。ミステリーでもあるが、見方によってが純愛小説?でもある。
この作家のものは、どれも本格的で期待を裏切られたことはない。
 
 光る海  津村節子  文藝春秋
 10話からなる短編集。どの話にも女の業やしたたかさ、様々な女性像を描いている。いたわりのない横暴な夫に仕え耐えてきた妻の自由は夫の病死によって得られる「光る海」。女のしたたかさを描く「佳き日」。ある日突然失踪した夫を捜す妻が尋ねた先で見たものは、同棲する女性と夫の持ち物だが、夫はすでに交通事故で死んでいた・・と言う「風の家」。単身赴任に同行しなかったばかりに、別の女性を作り、子どもまでできたと離婚届の用紙を送られた妻。子どもを連れて乗り込み離婚には応じられないと用紙を破棄するが、10年後夫から年賀状に混じってこちらの消息を伺うハガキが届く。すでに怒りの感情はないが、息子に会いたいか問う。息子の答えは合いたくもないし、父親だと思ってもいない、と言うもの。妻はどうしたかは不明「北からの便り」。その他。
 さまざまな女性像を描いていて興味深い。夫の吉村昭は、男を描く作家だが、妻の津村節子は女を描く作家である。成る程、と変なところに納得した。

 耳なし芳一からの手紙  内田康夫
 自薦本の特集の中に、著者が特に推薦する本に入っていたので、古い本だが読んでみた。中国戦線で、上官と部下が逃避行の中での出来事が、戦後ずっと尾を引き、殺人事件や自殺などが起こる。

 読書録としてきちんとしたものが書けなくなった。題名だけを列挙しようとしたが、それもなんだか変だしもの足りない。書く気があるうちは記録しよう。自分のために。
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by ttfuji | 2008-07-19 21:30 | 読書・読書会・図書館 | Comments(6)