2013年 02月 20日
読書会『神去なあなあ日常』 |
このところ本当に寒い。それにお日様を拝む日も少ないような気がする。昨日から今朝にかけて、みぞれ混じりの雨になった。気温が低いので、車の屋根に付いた雨の水滴が凍って朝車に乗ろうとしたら屋根の上だけ氷が1センチ以上張りついていた。陽が差してきたしスイミングの駐車場は日当たりが良いので、そのまま乗っていった。
今日は、午後から読書会があり、当番なのでお茶の用意もある。夫は検査の結果を聞きに病院へ行った。やはりお腹の方は万全ではないらしく、腸の調子を整える薬を処方された。流行性のウイルスはなかった由。今は特に消化の悪いものは避けるが、平常に近い食事をしている。
読書会は4人だった。1人は施設に入り、1人はデイサービスに通っている。4人のうち1人は、ご主人の介護があり、通院の付き添いをしたり、食事を済ませてから来るので遅れる。これからは、お茶当番は止めて、めいめいお茶を持参することにする。大勢の時は、給湯室で大きなヤカン2つにお湯を沸かし、沸くまでその場を離れてはならないという規則のため交代で付いていなければならなかった。
利用団体が多いため、湯のみ茶碗も揃わないこともあった。この頃はどのサークルでも飲み物持参は当たり前になっている。お茶菓子など家にあるものの持ち合わせでも済む。
今日の、課題本は、三浦しをんさんの『神去(カムサリ)なあなあ日常』というちょっと風変わりな題の本だった。前々回、『舟を編む』で大好評だったので、同じ作者のものを取り上げた。お仕事小説か、と宣伝されていた。
三重県と奈良県の県境の山奥にある「神去村」は林業の村、村人の言葉にはなあなあがよく使われる。お天気が良い、もなあなあ、ゆっくりやろう、もなあなあ、まあ落ち着け、もなあなあ。なんでもこの一言ですんでしまう。
そこに高校を卒業したらフリーターでもして食べていこう、と思っていた18才の横浜育ちの「平野勇気」が卒業と同時に、担任と母親の策略で、山奥の村に送り込まれた。
冗談じゃない、コンビニもないようなこんな処で暮らせるか、と反発し逃げだそうと試みるが、山奥故終点の駅までも出られないし、電車も都合よく来ない。仕方なく林業研修を受け、中村林業で働くことになる。新米ながら、若者が入ったことに歓迎される。周りの人々の温かさと、自然の魅力に目覚め、林業もいいかも知れないと思い成長していく姿を勇気の日記形式で描いている。
いかれた浜ボーイの勇気君も芯は素直な少年である。面白く感動もある良い本だった。
今日は、午後から読書会があり、当番なのでお茶の用意もある。夫は検査の結果を聞きに病院へ行った。やはりお腹の方は万全ではないらしく、腸の調子を整える薬を処方された。流行性のウイルスはなかった由。今は特に消化の悪いものは避けるが、平常に近い食事をしている。
読書会は4人だった。1人は施設に入り、1人はデイサービスに通っている。4人のうち1人は、ご主人の介護があり、通院の付き添いをしたり、食事を済ませてから来るので遅れる。これからは、お茶当番は止めて、めいめいお茶を持参することにする。大勢の時は、給湯室で大きなヤカン2つにお湯を沸かし、沸くまでその場を離れてはならないという規則のため交代で付いていなければならなかった。
利用団体が多いため、湯のみ茶碗も揃わないこともあった。この頃はどのサークルでも飲み物持参は当たり前になっている。お茶菓子など家にあるものの持ち合わせでも済む。
今日の、課題本は、三浦しをんさんの『神去(カムサリ)なあなあ日常』というちょっと風変わりな題の本だった。前々回、『舟を編む』で大好評だったので、同じ作者のものを取り上げた。お仕事小説か、と宣伝されていた。
三重県と奈良県の県境の山奥にある「神去村」は林業の村、村人の言葉にはなあなあがよく使われる。お天気が良い、もなあなあ、ゆっくりやろう、もなあなあ、まあ落ち着け、もなあなあ。なんでもこの一言ですんでしまう。
そこに高校を卒業したらフリーターでもして食べていこう、と思っていた18才の横浜育ちの「平野勇気」が卒業と同時に、担任と母親の策略で、山奥の村に送り込まれた。
冗談じゃない、コンビニもないようなこんな処で暮らせるか、と反発し逃げだそうと試みるが、山奥故終点の駅までも出られないし、電車も都合よく来ない。仕方なく林業研修を受け、中村林業で働くことになる。新米ながら、若者が入ったことに歓迎される。周りの人々の温かさと、自然の魅力に目覚め、林業もいいかも知れないと思い成長していく姿を勇気の日記形式で描いている。
いかれた浜ボーイの勇気君も芯は素直な少年である。面白く感動もある良い本だった。
by ttfuji
| 2013-02-20 22:48
| 読書