2013年 02月 22日
妹の通院付き添い・老老介護 |
2か月おきの通院日。以前以上に私の役目も必要になったと感じている。前回、Jさんが行方不明になったことがあり、2人だけでは心配になった。
Jさんも、デイサービスに今は嫌がらずに行くようになったという。話し相手もいるし、おいしい昼食も出るそうだ。
私が病院に着くと、やあ、お世話になります、すまんですなと深々と頭を下げる。私がたいしてお役にもたっていませんが、というと冗談じゃないですよ、とさらに感謝される。茲まではいつものパターン。別に老化現象が急速に進んだとは思えない。
私が薬局に薬を取りに行っても、自分の仕事だから、と言わなくなった。帰りのタクシーの運転手さん相手にこの辺りの昔の状況を地元の人のように善悪取り混ぜて披露し自慢し、妻に窘められるのも毎度のことだったが相手が替わると同じことを繰り返す。
私が買っていったお弁当や甘いものなど、大袈裟なほど喜び、妹に食べ過ぎと叱られても男と女は量が違うと言い、妻の言うことを聞かない。
午後のテレビのニュースやワイドショウを見ながら、持論を繰り広げ、大いに批判する。こんな時は鋭いと思う。しかし、人の言うことを聞かない。反論を許さないことに、やはり老齢故の頑固さを見る。以前は妻への労り、感謝など見せたが、この頃はあまり感じられない。反対に叱りとばす。妹が穏やかに言い含めると、そうか、という態度も示すこともある。
もともとは穏やかな人だったのに、そういうと、自分はもともと、間違ったことには黙っていられない人間だ。誰に対しても(全くの他人にも)大声に叱ったという。当たり前じゃないか!と強い調子で言う。
多くの人が、年をとると短気になったり頑迷になったりするというが(多分私も)老いが進むに従って精神に異常を来すのは仕方のないことなのだろう。
そうなりたくない、と思えるのはまだ、痴呆になっていないからだろうか。老いることは哀しいが、受け入れるしかない。
妹宅のお隣で、日常的にお世話になっているので、妹が私が持参したものを少しお届けに行った。ところが、なかなか帰ってこないので、寒いし、外で転んで起きあがれないことも、想像して玄関を開けたところで、杖をつきながら帰ってきた。
聞くと、お隣のご主人も、くも膜下出血で入院し、退院したばかりという。妹がチャイムをおしたとき、寝ていて玄関に出るのが遅れたとのこと。え、1人で大丈夫なの、と言うと、軽かったのかも知れないという。奥さんを数年前癌で亡くされ、一人暮らしで大変だろうと思う。買っていった海苔巻きや手作りのポテトサラダを今晩の食事にします、と喜ばれたという。
都内に住む息子さんが時々来てくれていると思われるが、どれも身近な出来事である。愛犬が支えになっているらしいと言うが、散歩もさせているとのことだった。
Jさんも、デイサービスに今は嫌がらずに行くようになったという。話し相手もいるし、おいしい昼食も出るそうだ。
私が病院に着くと、やあ、お世話になります、すまんですなと深々と頭を下げる。私がたいしてお役にもたっていませんが、というと冗談じゃないですよ、とさらに感謝される。茲まではいつものパターン。別に老化現象が急速に進んだとは思えない。
私が薬局に薬を取りに行っても、自分の仕事だから、と言わなくなった。帰りのタクシーの運転手さん相手にこの辺りの昔の状況を地元の人のように善悪取り混ぜて披露し自慢し、妻に窘められるのも毎度のことだったが相手が替わると同じことを繰り返す。
私が買っていったお弁当や甘いものなど、大袈裟なほど喜び、妹に食べ過ぎと叱られても男と女は量が違うと言い、妻の言うことを聞かない。
午後のテレビのニュースやワイドショウを見ながら、持論を繰り広げ、大いに批判する。こんな時は鋭いと思う。しかし、人の言うことを聞かない。反論を許さないことに、やはり老齢故の頑固さを見る。以前は妻への労り、感謝など見せたが、この頃はあまり感じられない。反対に叱りとばす。妹が穏やかに言い含めると、そうか、という態度も示すこともある。
もともとは穏やかな人だったのに、そういうと、自分はもともと、間違ったことには黙っていられない人間だ。誰に対しても(全くの他人にも)大声に叱ったという。当たり前じゃないか!と強い調子で言う。
多くの人が、年をとると短気になったり頑迷になったりするというが(多分私も)老いが進むに従って精神に異常を来すのは仕方のないことなのだろう。
そうなりたくない、と思えるのはまだ、痴呆になっていないからだろうか。老いることは哀しいが、受け入れるしかない。
妹宅のお隣で、日常的にお世話になっているので、妹が私が持参したものを少しお届けに行った。ところが、なかなか帰ってこないので、寒いし、外で転んで起きあがれないことも、想像して玄関を開けたところで、杖をつきながら帰ってきた。
聞くと、お隣のご主人も、くも膜下出血で入院し、退院したばかりという。妹がチャイムをおしたとき、寝ていて玄関に出るのが遅れたとのこと。え、1人で大丈夫なの、と言うと、軽かったのかも知れないという。奥さんを数年前癌で亡くされ、一人暮らしで大変だろうと思う。買っていった海苔巻きや手作りのポテトサラダを今晩の食事にします、と喜ばれたという。
都内に住む息子さんが時々来てくれていると思われるが、どれも身近な出来事である。愛犬が支えになっているらしいと言うが、散歩もさせているとのことだった。
by ttfuji
| 2013-02-22 23:23
| 家族・身内・私