2006年 04月 27日
「丹沢・大山 詩の会」 |
わが市に「丹沢・大山 詩の会」というのがあり、十周年を迎え中央公民館で作品の展示が行われていた。友人、知人が何人か出している。詩にふさわしく、それぞれ、額や意匠もセンス良く、素朴に、工夫を凝らしていた。詩、そのものも素晴らしく、心に響くものが多かった。詩に一体の書、そして絵、それがマッチして、なんともいえない雰囲気を醸し出している。
詩人は、多芸。面や仏像の彫刻などもなさる人もいた。自然を愛し、山や畑仕事に喜びを見いだす。
同行の友人に「あなたは詩は書かないの」と聞かれた。「書けるのは雑文だけ、詩や俳句・短歌のようにとぎすまされ、そぎ落とされたものは書けないの」と答えた。叙情詩、叙事詩、思想詩?魂の叫びを感じられる詩が好き。
若い頃、そういえば私も大学ノートにいくつもの詩を書いたことがあった。男子学生に見られ、揶揄の笑いを受けたが、後で「うまいよ」とそっと云ってくれた人がいた。恥ずかしさで、真っ赤になったのを思い出す。私にもそんな時代があったのだ。
「丹沢・大山詩の会」は、殆どが高齢者。感性に年齢も性別もない。
by ttfuji
| 2006-04-27 23:33
| 読書