2006年 10月 25日
映画「出口のない海」 |
きのうは、冬到来を思わせる寒さで、セ-ターの重ね着をした。今日は、一転晴天の暑い日になり身体の調整がむずかしい。
Mさんと映画「出口のない海」を見てきた。横山秀夫氏の原作を読んでいたので、人間魚雷「回天」への衝撃はかなり緩和されていたが、戦争の非人間性に怒りをあらたにした。Mさんは泣いていた。若者達と同時代を生き、女学校で勤労動員された経験を持つ。映画でも、軍需工場に勤労動員された女学生が働く場面。その工場内を無言で横切っていく海軍の若者達がうつる。戦時下の青年男女の姿である。回天の構造がどういうものかは映画で分かった。
主人公は、野球少年だった。神宮の大学野球で魔球を編み出すことに夢と執念を持つ投手。学徒動員に神宮で大壮行会が行われる。そして海軍を志望。戦争が末期になると、起死回生を図って「特攻」「回天」と愚かなことを思いつく。戦争の行く手に疑問を感じ、本心は死にたくないのに、死の覚悟は出来ている。生き残ったら生き恥をさらすと考えている。捕虜になるなと云うのと同じ教えだ。
こんな時代が2度ときて欲しくない。かっこいいなんてものではない。
Mさんと、食事をし、伊勢原に戻ってもう一度お茶をする。四方山話延々。
夫に、チケットがあることは伝えてある。明日は予定があるというので、あさって行ってきたらと勧めたのだが。
Mさんと映画「出口のない海」を見てきた。横山秀夫氏の原作を読んでいたので、人間魚雷「回天」への衝撃はかなり緩和されていたが、戦争の非人間性に怒りをあらたにした。Mさんは泣いていた。若者達と同時代を生き、女学校で勤労動員された経験を持つ。映画でも、軍需工場に勤労動員された女学生が働く場面。その工場内を無言で横切っていく海軍の若者達がうつる。戦時下の青年男女の姿である。回天の構造がどういうものかは映画で分かった。
主人公は、野球少年だった。神宮の大学野球で魔球を編み出すことに夢と執念を持つ投手。学徒動員に神宮で大壮行会が行われる。そして海軍を志望。戦争が末期になると、起死回生を図って「特攻」「回天」と愚かなことを思いつく。戦争の行く手に疑問を感じ、本心は死にたくないのに、死の覚悟は出来ている。生き残ったら生き恥をさらすと考えている。捕虜になるなと云うのと同じ教えだ。
こんな時代が2度ときて欲しくない。かっこいいなんてものではない。
Mさんと、食事をし、伊勢原に戻ってもう一度お茶をする。四方山話延々。
夫に、チケットがあることは伝えてある。明日は予定があるというので、あさって行ってきたらと勧めたのだが。
by ttfuji
| 2006-10-25 19:37
| 映画・演劇・音楽