2009年 11月 19日
あっという間の一週間 ・読書目録(10~11月) |
本当に月日の経つのが早い。一年もひと月も一週間もあっという間に過ぎていく。
火曜日(17日)、スイミング行き。
水曜日は、クリニック行き。血糖値がオーバーしていると言われたが、食欲の秋や旅行で、多少の不摂生は自覚しており大目に見て頂く。
いつもと同じように、自己管理して下げるように気をつけます、と答える。なるべく薬に頼りたくない。
今日は18日(木曜日)、スイミングのあと、図書館へ行く日だった。一緒のYさんが、木曜日から同窓会を兼ねて京都に行くため、今週はスイミングはお休みと聞いた。スイミングは、健康のために行っているつもりだが、牛に曳かれて善光寺詣りの感があり、Yさんがお休みと聞くと、私の怠け心に灯がともり休んじゃおうかなと思ってしまうのだ。 しかし、クリニックの先生にも、整形の先生にも、水泳はいいですから続けるようにと言われている。
今日は、氷雨降る寒い日になった。スイミングのあと図書館へ行くので、車で出かけた。Yさんと一緒なら、ウオーミングアップのために歩いて行きましょう、と言われるだろう。
図書館は、Tさんと一緒。こんな日に水泳では風邪を引かないかと心配された。車で行ってきたというと、それならいいけど、と。
本は、3冊返却、1冊は継続。新たに3冊借りる。このごろ、借りた本を手帳に書き忘れると、返却したあと、思い出そうとしても思い出せない。読書録も書けないので、読んだ本の目録だけ書いておく。
商人 あきんど ねじめ正一
高円寺純情商店街 ねじめ正一
切羽へ 井上荒野
潤一 井上荒野
黄昏に歌え なかにし礼
花物語 なかにし礼
てるてる坊主の照子さん 上・下 なかにし礼
楽老抄 Ⅳ 田辺聖子
直江兼続 北の王国 童門冬二 (継続した本)
『商人 あきんど』は、かつお節の「にんべん」の創業記。創業者の苦労や、商売の難しさ、浮沈などあり、興味深い読み物だった。著者の生家、「かつお節の江州屋」にも通じるものがある。
『高円寺純情商店街』は、著者は、乾物屋『江州屋』の一人息子、正一少年の目に映った、父や母、家の商売や、商店街の人々のことを丹念に書いたもの。こちらも楽しい読み物である。直木賞受賞作。
『切羽へ』、『潤一』は同時に借りた本ではない。井上荒野さんの本は、数冊読んでいるが、独特の魅力を感じつい読んでみようという気になる。「切羽」は良かったが、「潤一」は、私の好きな小説ではなかった。
『黄昏に歌え』、『花物語』は、ともに私の好みの本とは言えない。
著者の素晴らしい本を、何冊か読んでいるが、ちょっとドキツ過ぎる。文学性への理解が足りないのか。「花物語」は、ごく初期の、処女作といっていい時代の作品とのこと。「黄昏に歌え」は、兄のために莫大な借金を負わされ、借金取りから逃げまどう、生活の中で、作詞や小説の発想など失われ、スランプの状態の時、一人の女性が現れる。あなたを救ってあげると、あらゆる手(美貌と、お色気と巧みな言葉で)で、「私」を翻弄する。
あたかも、実話かと思わせる場面もあるが、勿論フィクションだろう。
『てるてる坊主の照子さん』 これは、NHKの朝ドラにもなった、モデルのある小説。楽しい読み物だった。
この頃、肩の凝らない軽いものを読むことが多くなった。
『楽老抄』は、Ⅰ~Ⅳまであるが、たまたま返却棚から借りたのがⅣ。著者の広範囲な、教養と才能、ユーモア感覚が伺えて楽しいエッセーである。
『直江兼続 北の王国』は、NHK大河ドラマ、『天地人』と同じ、直江兼続を描いた小説。内容がわかっているから、飛ばし読みしようと、読み始めたら、中身がかなり違っていた。本の厚さは文庫本だが650ページ以上で2冊分以上ある。
ドラマのようにきれい事ばかりではない。景勝と兼続の人物像は基本的に愛と義のある立派な人物という面は、共通しているが、生き抜くためにはかなりの策士でなければならなかった。あの時代や国内各地の武将達のこと、人物関係など詳しく書かれているので、歴史の勉強にもなり面白く読める。まだ半分しか読んでいないが。
火曜日(17日)、スイミング行き。
水曜日は、クリニック行き。血糖値がオーバーしていると言われたが、食欲の秋や旅行で、多少の不摂生は自覚しており大目に見て頂く。
いつもと同じように、自己管理して下げるように気をつけます、と答える。なるべく薬に頼りたくない。
今日は18日(木曜日)、スイミングのあと、図書館へ行く日だった。一緒のYさんが、木曜日から同窓会を兼ねて京都に行くため、今週はスイミングはお休みと聞いた。スイミングは、健康のために行っているつもりだが、牛に曳かれて善光寺詣りの感があり、Yさんがお休みと聞くと、私の怠け心に灯がともり休んじゃおうかなと思ってしまうのだ。 しかし、クリニックの先生にも、整形の先生にも、水泳はいいですから続けるようにと言われている。
今日は、氷雨降る寒い日になった。スイミングのあと図書館へ行くので、車で出かけた。Yさんと一緒なら、ウオーミングアップのために歩いて行きましょう、と言われるだろう。
図書館は、Tさんと一緒。こんな日に水泳では風邪を引かないかと心配された。車で行ってきたというと、それならいいけど、と。
本は、3冊返却、1冊は継続。新たに3冊借りる。このごろ、借りた本を手帳に書き忘れると、返却したあと、思い出そうとしても思い出せない。読書録も書けないので、読んだ本の目録だけ書いておく。
商人 あきんど ねじめ正一
高円寺純情商店街 ねじめ正一
切羽へ 井上荒野
潤一 井上荒野
黄昏に歌え なかにし礼
花物語 なかにし礼
てるてる坊主の照子さん 上・下 なかにし礼
楽老抄 Ⅳ 田辺聖子
直江兼続 北の王国 童門冬二 (継続した本)
『商人 あきんど』は、かつお節の「にんべん」の創業記。創業者の苦労や、商売の難しさ、浮沈などあり、興味深い読み物だった。著者の生家、「かつお節の江州屋」にも通じるものがある。
『高円寺純情商店街』は、著者は、乾物屋『江州屋』の一人息子、正一少年の目に映った、父や母、家の商売や、商店街の人々のことを丹念に書いたもの。こちらも楽しい読み物である。直木賞受賞作。
『切羽へ』、『潤一』は同時に借りた本ではない。井上荒野さんの本は、数冊読んでいるが、独特の魅力を感じつい読んでみようという気になる。「切羽」は良かったが、「潤一」は、私の好きな小説ではなかった。
『黄昏に歌え』、『花物語』は、ともに私の好みの本とは言えない。
著者の素晴らしい本を、何冊か読んでいるが、ちょっとドキツ過ぎる。文学性への理解が足りないのか。「花物語」は、ごく初期の、処女作といっていい時代の作品とのこと。「黄昏に歌え」は、兄のために莫大な借金を負わされ、借金取りから逃げまどう、生活の中で、作詞や小説の発想など失われ、スランプの状態の時、一人の女性が現れる。あなたを救ってあげると、あらゆる手(美貌と、お色気と巧みな言葉で)で、「私」を翻弄する。
あたかも、実話かと思わせる場面もあるが、勿論フィクションだろう。
『てるてる坊主の照子さん』 これは、NHKの朝ドラにもなった、モデルのある小説。楽しい読み物だった。
この頃、肩の凝らない軽いものを読むことが多くなった。
『楽老抄』は、Ⅰ~Ⅳまであるが、たまたま返却棚から借りたのがⅣ。著者の広範囲な、教養と才能、ユーモア感覚が伺えて楽しいエッセーである。
『直江兼続 北の王国』は、NHK大河ドラマ、『天地人』と同じ、直江兼続を描いた小説。内容がわかっているから、飛ばし読みしようと、読み始めたら、中身がかなり違っていた。本の厚さは文庫本だが650ページ以上で2冊分以上ある。
ドラマのようにきれい事ばかりではない。景勝と兼続の人物像は基本的に愛と義のある立派な人物という面は、共通しているが、生き抜くためにはかなりの策士でなければならなかった。あの時代や国内各地の武将達のこと、人物関係など詳しく書かれているので、歴史の勉強にもなり面白く読める。まだ半分しか読んでいないが。
by ttfuji
| 2009-11-19 18:20
| 読書